『 おふろだいすき 』『 こんとあき 』

小学校での 朝の 本読み。
2学期は 4年生に読んでいた ハブシリーズ 「けっ!」を紹介する予告を出していたが、
記事に入れて 書き上げる余裕ないまま 3学期は2年生担当になった。

2年生から「けっ!」もどうかな? と 
寒いし 先週は 『おふろだいすき』 を 読んできた。



いやあ 名作中の名作。 何度読んでも この 息もつかない展開に のぼせる。

小学校で 何年か前に読んだとき
  「さあ シャワーをかけてやるぞ〜!」 

その階全部に 響くくらいの声で 読んだら
廊下を歩いてた 校長先生が びっくりして 教室に入ってきて

「な、何事ですか?」
「あ、いえ、くじらが 現れたもんですから。」
みんな 大笑い。



アハハ スミマセン。 私 つい声で 圧倒しちゃうのよねぇ。 
ペンギンの ジムとジョンも ディズニーの チップとデールよりも 早口で
競争だ!って 読むから 子どもたちは 大喜び。
これって お行儀よい 読み方じゃないんだけどね。 

日常の ごく些細なすき間から 大冒険が 始まる ダイナミックな展開は
宮崎アニメでも とても勝てない。

文章書いてるのは 松岡亮子さんだから、
作品の 圧倒的な力と 林明子の 絵の ダイナミックさが こんなにも 相乗してると
ほっほうと 跳ねたくなる。
 
(お風呂から くじら出すなんて マジック 松岡さんが 仕掛けてたのかぁ。
東京こども図書館では 怒られそうな お行儀悪い 読み方でも 許してくださいね。) 




林明子の絵本は どれも好きだけど 特に『こんとあき』が 好き。
あの 「だいじょうぶ だいじょうぶ」って うつろな声で コンのセリフを読むと
子どもたちは みんな だいじょうぶな 気になる。



ぬいぐるみと 2人で 砂漠まで 旅するなんて・・・なんて 冒険だ!

そう 行けるよ! どこへだって。  
   やれるよ。 なんだって。   だいじょうぶ だいじょうぶ!



(絵本の紹介は おばんのゴリ押し 本のカテゴリィでみてください) 
| おばんのゴリ押し 本 | 08:45 | comments(5) | trackbacks(1) |

『銃を鍬に』 桑迫賢太郎 絵本とカレンダー

長崎の グラフィックデザイナー山崎加代子さんから ステキな カレンダーが 送られてきた。
桑迫賢太郎くんの絵を 加代子さんが デザインしたもの。



日にちが全部 月の 満ち欠けに なっている。

みなさん、自分が 月の 満ち欠けに 左右されてるって 感じて 生きてますか?
からだの中に 暦があるって 大事だよ。 ツクヨミ(月読)・・・・・
絵も 謎解きみたい ・・・・・謎です。(1年かけて 解いてください。)


こちらは、一緒に送ってくれた 賢太郎くん作の 絵本。



カレンダーの宣伝を 請け負ったが、いやいや、こっちの絵本を ぜひ買ってほしい!


山崎加代子さんからの メッセージ

3年ほど前、この「銃を鍬に」に偶然出会いました。

こんな優れた本を描く人が 長崎にいたんだ、と、
うれしくなって、早速 賢太郎くんの所へ 遊びに 行きました。

長崎市内から 約1時間30分ほどの 静かな田舎で、
自然農と 学習塾をやりながら、絵描きを 目指していました。

しばらくして、彼の 個展会場で 再会。
カレンダーのデザインを 加代子さんに お願いしたい、と
思っていた丁度その時、目の前に 私が 現れたそうです。
私も 賢太郎くんと 何か 仕事したいな〜と 漠然と思っていたので、
まさに 以心伝心! ふたりで 笑ってしまいました。
あるんですよね〜、こういう出会い。

それから 今回で 3回目の コラボカレンダーです。
今度の絵は 色鉛筆で。 詩も シンプルで いい感じです。
ビーズ通しは、姉や 賢太郎くんの お友達が 手伝ってくれています。











桑迫賢太郎くんは、日本国憲法前文も
絵本にしています。
さっそく取り寄せました。
(右側 アマゾンからも 買えますが、
取り寄せたので 私に注文してください。)

いや ほんと ジンと 来ます。
日本国憲法前文、 血肉に しなきゃ・・・・



『銃を鍬に』 のあとがきです。




農業をしながら、鍬をふるいながら 絵を 描いている 賢太郎くん。
地に足ついて 苗も ほんとうに 育てているのですね。
いつか 会いに 行きたいな・・・・  あるんだよ〜 こういう 出会い・・・・

ぜひ たくさんの人に 絵本 『 鍬を銃に 』読んでほしいです。 1冊1050円+送料
絵本は コンパクトな はがきサイズ。 実は 全部 ポストカードとして 使えます。
もったいないので、はがき用と 絵本用と 2冊持ってないと カードとしては 使えません。(笑)

カレンダーは 1500円+送料。 
『鍬を銃に』と セットでお買い求めの場合は ・・・・♪  欲しい方は 私に 申し込んでください。

山崎加代子さんデザインの 長崎年中手ぬぐい このブログでも宣伝したおかげか?
中の旗店さんで 全色増刷してくださり 6色全部揃いました。 赤も青も あります!
(今回からは しおりは ありません)

山崎加代子さんと 私の 不思議な 出逢いは、 こちらから ↓
あるんですよぉ・・・・こういう出会い(笑)   いつか 加代子さんと コラボしたいなぁ。
長崎年中てぬぐい http://kankarakan.jugem.jp/?cid=44
| おばんのゴリ押し 本 | 20:30 | comments(3) | trackbacks(0) |

『あな』 『たかしたかし』 『あたまのなか』

小学校での 朝の本読みも もう10年近く 通っているが、
(その前 団地のお話会を10年以上やってきた)
今学期は めずらしく 4年生を 担当している。

1学期は どんな チビたちが 入ってきたかな〜? って 1年生を 希望。
3学期は 小学校の最後に 何か 読んであげたくて 6年生を 希望することが多い。

今年の4年生には パーティに来てる子もいないので、 そういえば 馴染みが薄い。
どんな 学年 なんだろう・・・

4年間 毎週 本を読んでもらって 来てるので 蓄積が できてるし、
4年生といえば ちょっと 斜めに こむずかしく なってくる時期だから、
何の本が いいかなぁ・・・・ 最近 絵本 買わないし、家にある 古い本ばかりだけど・・
本選びも 気合い入れて 教室に入った。


『あな』 谷川俊太郎 作
     和田誠   画
福音館 こどものとも 傑作選

これは 大好きな 名作。

パーティの 男の子たち 
何人かに プレゼントした。
そういえば 小学校に上がる時あげた あるくんも 期せずして
今年は 小学校4年生だ。(彼は 私が 通ってる小学校ではない)



にちようびの あさ、なにも することがなかったので、
ひろしは あなを ほりはじめた。


明快な この 一文で 始まる 穴掘りが
時間進行で 進んでいく。
和田誠の マットな 単純な 絵が すばらしい。

次々に 声を かけてくる 外野との やりとりが
いかにも!って 子どもたちは 引きこまれて クスクス笑う。


男の子の・・・ この意味もない・・・ 偏執・・・(笑)

好きに やらせて やってね。 



『 たかしたかし 』
長谷川集平 作 リブロポート

 



おまえ 3丁目のたかしだろ?
ちがうよ、ぼく2丁目の たかしだよ。


街角で 
いきなり 犬に つっこまれての
意味不明な展開。(笑)
子どもたちは 上の2行で
もう どっぷり 引きこまれる。


夕方の 男の子の 所在の無さ・・・・
いつだって 物語は この居場所のなさから 始まる。

意味の無さ 所在の無さ 居場所の無さ を 子どもたちから 奪うな!って 思う。

意味不明のまま たかしたかしは 終わり
最後に 福音館 かがくのとも 『あたまのなか』 を ぶちこむ。

高橋悠治 文 柳生弦一郎 絵 
あれ? 高橋悠治って 作曲家の?


はあ、だから脳みそが ピアノを弾いてる絵が
出てくるのね。

(何十年 この本 読んでるんでしょ。今さら気づく。
 いつも コンポーザーの頭の中 見たいって
 騒いでたのに!)

まあ すべては 脳の 指令だとしても・・・・

子どもたちは いつも 最後の
このページを 読むと

うれしそうな 顔をする。

休み時間には、頭が からっぽになるくらい 外で 遊んでね。
つめこむばかりじゃ 脳が 疲れちゃうんだって。(笑) 




じゃあ、また 次回ね。
次回は  「けっ!」 を 読もうかな・・・ 
| おばんのゴリ押し 本 | 08:33 | comments(9) | trackbacks(0) |

谷川雁セレクション 刊行記念シンポジウム

米谷匡史さんからのお知らせです。





『谷川雁セレクション』刊行を記念して、6月6日(土)に、シンポジウムを開催いたします。
『竹内好セレクション』につづく、「〈戦後思想〉を読み直す」シリーズの第2弾企画です。


 谷川雁セレクション』刊行記念シンポジウム

谷川雁を読みなおす
−いま甦る原点/工作者の思想
  


日時:2009年6月6日(土曜日)
    14:00〜17:30 (入場無料)

場所:青山学院大学6号館・第4会議室

    東京都渋谷区渋谷4−4−25
    JR山手線、東急線、京王井の頭線ほか「渋谷」駅より徒歩10分
    営団地下鉄「表参道」駅B1出口より徒歩3分
    アクセス : http://www.aoyama.ac.jp/other/access/aoyama.html 
   キャンパスマップ : http://www.aoyama.ac.jp/other/map/aoyama.html

登壇者  基調報告 : 鵜飼哲(一橋大学)  酒井隆史(大阪府立大学)
      本書解説者:佐藤泉(青山学院大学)仲里効(映像批評家)
       本書編者 : 岩崎稔(東京外国語大学) 米谷匡史(東京外国語大学)
  司会 : 戸邉秀明(東京経済大学)
    
主催 : 日本経済評論社  科件費共同研究「グローバル化状況における
      国民的/間国民的「想起の文化」の総合的研究」(代表:岩崎稔)
後援 : 河出書房新社
問い合わせ : 日本経済評論社  03-3230-1661
       
☆当日は日本経済評論社と河出書房新社による書籍特別販売あり。
本の詳細 申し込みは 日本経済評論社 HP →   http://www.nikkeihyo.co.jp/
ものがたり文化の会会員は 事務局にお問い合わせください。

1950〜60年代の九州で、上野英信・森崎和江らと雑誌『サークル村』を創刊し、
筑豊の炭鉱労働運動に参加した、稀代の革命詩人・谷川雁。

1980年代にふたたびメディアに登場し、
宮沢賢治童話の世界を 子どもたちが「集団」で表現する 「人体交響劇」を提唱した谷川雁。

異質なものを交錯させ、新たな「集団」・コミューンをつくりだし、
人々の感受性・主体性を奥底から変革しようとした谷川雁の思想と運動の軌跡を、
「原点」「工作者」というキー・ワードに注目しながら読みなおします。

今春3月末には、『道の手帖 谷川雁』(河出書房新社、1600円+税)も刊行されました。
谷川雁の未刊行テキストも収録され、気鋭の論者たちが多角的に論じています。

新自由主義のグローバリズムが 世界恐慌をうみだし、
労働者たちが「難民化」「流民化」していく危機のなかで、
坑夫たちとともに闘った谷川雁のテキストが、いま新たな光を放って読みなおされようとしています。

混迷し 流動化する 現代世界の危機のなかで、谷川雁の言葉はいかに甦るのか。
フロアのみなさんとともに、じっくりと語りあいたいと思います。
どうぞふるってご参集ください。
                              米谷匡史  


米谷さんは、去年の夏 ものがたり文化の会 戸隠テーマ合宿に 1泊交流参加。
人体交響劇も 若者たちと 一緒に 体験して、会の機関誌「十代」にも 寄稿してくださいました。


◎「集団」のなかで息づく思想
 
「人体交響劇」に触れるのは初めてでしたが、視覚班・言語班・聴覚班が入れかわりながら、
立体的に、そして流動的に、賢治のものがたり世界を 表現していく 醍醐味を 感受することができました。


舞台も 衣装もない 体育館の 虚空に、束の間の コミューンが 幻のように 立ちあらわれ、
たちまち消え去ってしまいます。
そこに参加することで 垣間見えた 別の世界の ひとかけらは、
一人ひとりが 大事に 持ち帰って、各地で 息づいていくでしょう。

谷川さんが 追いもとめたコミューンは、決して閉鎖的で固定した共同体ではなく、
かりそめの開放的なものであり、
人と人の間でひっそりと息づく息吹のようなものでしょう。

その思想は、 人々の 「集団」的な 活動のなかで 生きています。

それは谷川雁という個人の思想ではなく、
あくまでも「集団」のネットワークのなかでうみだされ、手渡されていく共有物なのです。

谷川さんが 亡くなって十四年が たちましたが、
その活動の根幹は さまざまな「集団」的活動に くわわった
一人ひとりの 主体性・感受性のなかに生きているはずです。

それは たんに過去の「思い出」ではなく、人と人の間でそのつど よみがえり、
また解きほぐされていく 流動体なのでしょう。

そのなかで 谷川さんの言葉は、刻々と 揺れうごく沙漠の風紋のように、
人々を 魅了しつづけているのです。

(米谷匡史 革命詩人から人体交響劇へ−『谷川雁セレクション』刊行にあたって”
『十代』第29巻2号より)

 

 
| おばんのゴリ押し 本 | 22:57 | comments(0) | trackbacks(17) |

ほぼ日刊 イトイ新聞の 本

ぎゃ 今週は 『 長崎8人兄妹物語 』 の作業に ハマっていたら・・・
なんと 1つも 記事を 更新してませんでした!
キャンプの 画像処理で 疲れちゃったのね。 何も記事 用意してない。(汗)

あんまりブログ更新しないと、「チエさん大丈夫? 具合悪い?」って心配してくれる友人もいるから・・・
(ありがたい。 私はバリバリ元気です。)・・・なんか 書かなきゃ。

そうそう、今日は 私のIT革命記念日!  でした。
(今日は だれかさんたちの結婚記念日 金婚式みたいですが)
3年前 初めて 自分のメールアドレスを もらって、
ひとりで パソコンメールが できるようになった 記念すべき日 なんです!(笑)
→ IT革命記念日  http://kankarakan.jugem.jp/?day=20070410

いやはや、このネットのおかげで、会ったこともない 遠隔地の方とも、
毎日 濃いやりとりをしてるので、
運命ってすごい! ネットってすごい! って 実感する毎日。デス。
詳しくはいずれ書くね。 今日は、前から紹介したかった 本の おススメです。
 


去年、 長崎の取材旅行の帰りに、
羽田の 本屋で買った
糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞の本」
黄色に サルが 目立つ。

旅行や 合宿の 帰りは いつも
魔法が切れるシンデレラみたいな 心理で、
ああ オヨメな 日常に 帰りたくないなぁ〜 
なんて 微妙にグズグズ 本屋をうろついて
すぐに 読むわけでもない本を
大量に買ってしまう私。(笑)

上の IT革命記念日の記事に 書いてあるが、
2年前、私が ブログを始める時、
「ところでHPとブログの違いって何?」と
あまりに初歩的な質問するのに 呆れた娘が
これを見なさいって 紹介してくれたのが
ほぼ日刊イトイ新聞のホームページ。

やるなら これくらい やりなさい ってか? い いきなり ハードル高すぎだろ!

イトイさんは、いつもカメラを 首に下げて、ブイヨンちゃん(犬)と散歩してるのよ〜。
職場のそば(表参道)で よく会う。

え? 知り合い? 話したことあるの?
ないよ。見かけるだけ♪
カナは、イトイさんと カナコさんと ブイヨンちゃんの ファンなので、まるで 知り合いみたいに 話す。  

もちろん 私もコピーライターなるネーミングに 憧れてた時代もあるので、
糸井重里さんなら 知ってるけど・・
というわけで、なにげなく買ってみたんだけど・・・・いきなり裏表紙に、

49才の誕生日に 初めて買った Macから すべては 始まった。
小さな 自前のメディア 「 ほぼ日刊イトイ新聞 」は、ベストセラーを生み、 
イベントを成功させ、「 すぐそこにある幸せ 」を伝える、
1日 100万アクセスの 超人気HPになった。
新しい 「仕事」のかたちを探る 「ほぼ日」の、試行錯誤と 成長の ドラマ。


って書いてあって、爆笑した。
なに〜 そうだったの? 50才から 始めた私と 同じじゃん!
めっちゃ 親近感わいた。

ぼくがインターネットというものに興味を引かれたのは、1997年の秋のことだった。
すでに世間では、だいぶインターネットについて知られていて、
どんどん日本語のホームページも増え始めていた。
はっきり言ってぼくなどは、周回遅れランナーでさえないくらいの存在だったろう。

あるテレビゲームの製作会社に立ち寄った時、
サッカー日本代表を応援するホームページを見ている人がいて、
それを見てびっくりした。
このページを見たとき、情報の 取り方や 使い方が 大きく変わってきたんだなぁと思った。

個人個人が 職業や肩書きに関係なく 情報を発信し、
またそれを受けとめる一人ひとりの人間が存在する。
そこでは興味や関心、個性などをひっくるめたまることの人格同士が交流していた。
ここから何かとんでもない変化が起こるような気がした。

人間は経済行為だけで動くものではない、損得だけで動くものではない。
身銭を切ってでも何かしなければいけない。
何かをしたいというものを、みんな持っているんだな、
という 子どものころに 信じていたことが ありありと 再現されていた。

驚きもしたが、何より、気持ちがよかった。
いいものを見た。いいことを知ったという思いがあった。
インターネットというものは、こりゃ、すげぇものかもしれない。
これを 知らないままで この先を、生きていくのは むつかしいぞ、とさえ思った。
気持ちのいい 衝撃が あった。


アハハ 身体が感じた衝撃を、腑に落ちる 言葉を探して うだうだ 長くなっちゃうとこ・・・
親近感わくなぁ。(笑)

いつでも、人の暮らしている 世の中ってやつは、
学者や マーケッターたちが考えるより 先を行っている。
現実に すでに はじまっていることや、現実に 人々が 感じていることを、
「研究者」たちが まとめ上げて 解説したりすると、
その説明を聞いて 安心した多くの人々が、あとをついてきて 市場は大きくなっていく。


いやぁ、世の中には 同じこと 考えてる人 いるんだねぇ〜。
面白い。 ふだん 私が考えてることが 全部 書いてある。


じつは人間が、タダでも 一生懸命 働くという場面は けっこう多い ものなのだ。
例えば 学校の文化祭などは いい例だろう。
文化祭の 準備をするのに、ギャランティは 発生しない。
報酬のない 仕事を するために、学校で 徹夜したいと 考えている高校生だって 多い。
友だちと一緒に ものをつくることは、とんでもなく楽しい。
人間は 何かをやりたいという 動機があれば、カネにこだわらない。(こともある)
夢や目的があれば、タダでもやるということはありうる。


私なんか いつでも これだよ。

世間で もっと高く評価されてもいいのに、なぜか実力以下に見られているものを発掘する
のが ほぼ日のコンセプト。


ありゃ かんからかんのかあんの コンセプトど どんかぶりだわ。

まず歌え。
できるまで やめなければ、できる。
クリエイティブが イニシアティブを 持った場がほしい。
 

異議なし! (拍手) 
 
ぼくは、「あらゆる不幸は、全力を尽くせないという 悲しみにあるのではないか?」と考えている。
仕事の悩みとは、「状況のせいで、やるべきことに、全力を尽くすことができないから」なのかもしれない。

逆に言えば、不幸に見える環境でも、全力を尽くすことができたら、
ものの 見方ひとつで、 死ぬ前に、
「あぁ、面白い人生だった! 」と つぶやくことが できるかもしれない。 


入社 3年目くらいの 若者たちに 読んでほしいなぁ〜。 
「しごと」「チーム」を 考えるのに 超 刺激的。
行き詰まった時の 新しい局面って、 なんか こういうふうに、
うだうだ考えている時に、バっと 展開するんじゃないかなぁ。

場は たしかに ここにある。 この場で 何が できるか。
次々に 実験を重ねていくだけで、ぼくを含めた その場にいる人々は、
何かを経験することになる。

「何かが 出来るような 気がする」と思いながら生きていくのは、
それだけでもけっこう楽しいものなのだ。


うん、うん、よくわかる!

附記
そうそう、イトイさんが、 
パソコンのデイスプレイに 長々した文章が何行も続き、
文字が 四角い塊として ディスプレイ上に 存在すると うんざりする、
なんとか読みやすくするには どうしたらいいか、
というのを読んで なるほどね、 最近は 私も イトイ式 インターネット文体
わかち書きに 改行してるの。(気づいた?)
ブログの マニュアル本とか ページ 一切見ないで 作ってきたけど
それだけは 参考にさせていただきました。

それから 豊富なコンテンツ。 
うん。 イトイ新聞は 今や 50人近い スタッフそろえてやってるけど、
私は たった一人で 依頼原稿もなしに これだけの コンテンツそろえてるから
ある意味 エライ! なんて 自己満しました。(笑)

あ そうそう ほぼ日の宣伝しちゃったけど あっちは ほぼ (てゆーか全然)心配ないので(笑)
みなさん かんからかんのかあんを 応援してね〜!
めざせ 1日100万アクセス! って イトーくんに言われたけど、め、めっそうもない。
ただ 「何かが できるような気がする」って、
おもしろがって、こっちも 読み続けてもらえたら 嬉しい。

『ほぼ日』は 「人が 全力を尽くす 場を 開拓する メディア」になりたいと 思うし、
すでに読者から 反響をもらっているように、
「人が 全力を 尽くすことを 手助けする メディア」で ありつづけるべきだろうと 思う。


いやはや どんかぶりだわ。(笑) 私も そう 思ってます。
この本 おもしろいよ。 
| おばんのゴリ押し 本 | 21:30 | comments(4) | trackbacks(0) |

安楽寄席探偵の事件簿

駒場高校同級生 鎌田善和くんからの お知らせです。

昨年11月のたまごちゃん シーバード サックスデビューの日に、
「僕も もうすぐ 本出すから チエさんのブログで 宣伝してよ。
僕は いつでも インタビューに 応じる用意があるから。」と カマタくんに言われた。

「ぎゃ、私、本の紹介が 一番苦手なのよ。
読むのが超おそいし、感じたことが言葉になるのに30年かかるから。(笑)
自分の身体で感じたことと 言葉の間に 粉飾ないか、これでも 毎回 七転八倒して書いてるんだよ。」

「読まなくていいから、売れるように宣伝してよ。」
「なに?それ。 その時点で かなり怪しくない?(笑)
一応 私の ブログ おばんのゴリ押しは、
絶対的なクオリティがあるのに、売れ筋に乗ってないもの
宣伝が コンセプトで、今まで 紹介した人は かなりなクオリティで
ゴリ押しされてもハズしたことはない つもり なんだけど。 

それに これから 若い作家を 売り出すところで、
あんまり 何でもかんでも 引き受けられないんだけどなぁ・・・。  

あ でも 勢いだけで やっちまえ〜! って 前のめりも 応援してるから、
ジャンルとしては そっちかな? (笑)」




ってなわけで・・・・・ ジャ〜ン!! 







で、恒例 作家先生に 直撃(ってゆーかかなりぶしつけ)インタビューしました♪ 

——— ええっと、カマタくんは 私とは、ホーム(クラス)も違うし高校時代は、話したこともないよね? 
     私は 記憶ないんだけど。(笑)
カマタ 正直に言って、あんまり話していないと思う。あの頃のチエさんは’不思議’な人だったから、
    学園祭の時なんかに立ち話で話す程度だった。
   (存在的に近寄り難かったかなぁ。僕も本質的には人見知りなんで、
    一言話した後のハズミ方が想像出来なかったし・・・)
——— どう不思議なんだ? 私も 高校時代は人見知りだったから 同じだね。
    昔から 小説書いたりしてましたか?
カマタ 駒場で3年の時に「園生」に書きましたよ。ミステリーではなかったけれど。
———   え? 私 「園生」の編集長だったんだけど・・・・(笑) 
     高校時代は 何部でしたか? 大学では 落研?
カマタ  クラブ活動はしていなかった。 多分一番やりたかったのは 野球だったと思うけど、
     当時とにかく体力に自信が無くて 部に所属しないで、もっぱら草野球やってました。
     大学では 落研に入る気はさらさらなくて、仲間と同好会を立ち上げて
     相変わらずの草野球と映画で遊んでいました。
     (この頃はどうにかして映画の世界に潜り込めないかとばかり考えていた。)

———  そうなんだ。 好きな映画と 最近のオススメ映画は?
カマタ 『スルース』 最近リメイクされた方じゃなくて、ローレンス・オリビエとマイケル・ケインの出てる方。
    あとB級ホラーの”SAWシリーズ” 
    (我が家には中古のセルDVDが1500枚ぐらいあるけれど、その8割はB級ホラー)
    最近のオススメは 『マンマ・ミーア』 何故かグッと来てしまった。
    途中「ダンシング・クイーン」の場面では、不覚にも涙が・・・。

———   本に書いてあるみたいに、高校サボって 寄席に行ってたりしたの?
カマタ  これは本当。 高校時代は 真剣に落語家になろうと思ったことがあって、
     クラスの催しでは 何回か 落語をやったことがある。
     何故挫折したかと言うと、正座がしんどいから。

———    なんだよ。入り口でコケて。(笑) 好きな 落語家は誰ですか? 
カマタ  たくさんいて困るんだけど、 しいて言えば 柳家権太楼 師匠と 古今亭寿輔 師匠。
     もちろん、小三治師匠・立川談志師匠・志ん朝師匠は別格で、こういう人たちを上げ始めたら
     キリがなくなっちゃう。

———    私も 正月に談志の落語と 談春の情熱大陸見て うなっちゃった。
      ところで、 今回の本は、落語と 殺人事件と リストラされたカワダが 飲み屋で 上村の 担当事件を推理していくという かなり複雑な構成になってるよね。
      これって テレビドラマの 『タイガーアンドドラゴン』や『ちりとてちん』から 影響受けてる?
     それともオレのアイディアだったのに、クドカンに先にパクられちゃった?

カマタ 『タイガーアンドドラゴン』は観ていて、好きだったけどそれはない。
    むしろ、社長を辞めてから余った時間で寄席通いを再開して、落語の面白さを再認識して
     それがきっかけになったみたい。

———  そういう 今の落語ブームには ちょっと 不満?
カマタ  落語って面白いから、ブームになって寄席に お客さんがたくさん入るのは いいことだと思う。
     一時、漫才だけが笑いだみたいな時代があったから、今の方がずっといいな。
     ただ、2席目の話にも書いているんだけれど、半可通が通ぶって振舞うのはイヤなんだ。
     まあ、どうせそういう人たちはすぐに寄席からいなくなると思うけど。 

———   うん。確かに 寄席に入った時の表現が ものすごく 細かくて 思い入れを感じる。
    
    この前シーバードで会った時、自分で立ち上げた 会社つぶれちゃったよ〜って言ってたでしょ?
   だからこの本で主人公のカワダが 毎日ハローワークに通って「何がハローだ ノーサンキューのくせに」って
    セリフが 妙にリアルでヒット!  泣き笑いしちゃったよ。(笑)
   失業中の川田と カマタが 微妙に(というか かなりカブる)んだけど・・・
    これって かなり 等身大?

カマタ  書き始めの頃(去年の今頃)は失業はしていなかったけれど、2年半の会社の経営から引いて、
    ひいて時間的にも精神的にも楽になっていたし、会社の方向性から考えて早晩フリーになるとは
     思っていたので、まあ、僕の分身です。
     そういう部分では、刑事の上村も 落語家の 小道楽も 僕です。
    刑事の知り合いはいないから、上村は全くの創作です。警察の組織や階級など全く知らないで書いてます。
———  じゃあ 奥さんのケイコさんも 美人だね? リストラされたこと ナイショなの?(笑)
カマタ ノーコメント。(笑) でも 3月1日の発売記念ライブで ベース弾いてるのがオクサンです。 

———  たまごちゃんが 読んでて カマタくんがマンマで
   背後霊みたいに 迫ってくるって 言ってたよ。(笑)
   なんか たまごちゃんとミッコを組み合わせたみたいな コダマミツコって女性も出てくるよね?
   しかも 結婚相談所に登録してる。(笑)
カマタ アハハ コダマさんと ミツコさんは 高校3年間一緒でした。
    
    大学時代や就職して落ち着いてからもちょくちょく遊びで書いたりしていたけれど、
    どれも長編ミステリー(しかも横溝正史氏ばりのおどろおどろしいもの)で、
    すべて未完で 終わってたんだ。
    だから、今回このスタイルを見つけられた事が 自分にとっては ミステリー!なんだ。
———  最近 私も ミステリーが好きかも! って 気づいたんだ。(笑)
   なんか、事実のデータから 人間の行動を辿っていくのが好きなんだよねぇ。
   誰でも 自分でも気づかない必然と 衝動につき動かされて ぐわんと 揺れる時があるでしょ。
   それが事件につながったりする。 そこにある「なぜ?」が好きなんだ。

カマタ 読んでもらうと分かると思うんだけど、1席目は いやに説明的だし、いやに硬いんだけど、
    3席目ぐらいですっかり今回のスタイルに慣れて、これまで一つも完結させた例がなかったのが
    嘘のようにスイスイ書ける様になったんだ。
———  ははあ、だからか。 1作目は 事件の「なぜ?」が カワタと上村の飲み屋の 話の中だけで
     推理されるし、飲み屋の 注文の取り方とか 妙に細かく書かれてて、
     なかなか 事件に 入りこめなかった。
カマタ  本になると決まった時に、いろんな人の 短編を集めた アンソロジーのような
     本に 出来たら良いと思って、あえて1席目のトーンをいじらないようにしたんだ。 
     その方が読者としての自分が楽しいし、
     僕の変化、成長も楽しんでもらえたらと言う気持ちでこうなってます。
ーー  うん、3席目 4席目と どんどん こっちも 入りこめた。 何が カマタに 起こったのか? 
    ミステリーだね。(笑) 今後の 精進を 期待します!

みなさん ぜひ 買って読んでね〜。 いろいろ 楽しめますよ。
         (インタビューは メールの質問を 対談風に 脚色しました。あしからず)


鎌田くんより
 本は早い書店では2月1日から、遅くとも2月10日前後までには日本中の320書店に並びます。が、そのほとんどは文芸社の棚に1冊という扱いです。ただ、東京の以下の10店では、2月10日前後から平積み(5冊)で販売されるようです。
・啓文堂書店 多摩センター店(多摩市)
・書泉ブックタワー(千代田区)
・タロー書房(中央区)
・紀伊国屋書店 笹塚店(渋谷区)
・フタバ図書 GIGA椎名町店(豊島区)
・竜文堂 高砂店(葛飾区)
・竜文堂 一之江店(江戸川区)
・ブックセンター富士見台(練馬区)
・石川書店(清瀬市)
・飯田書店(清瀬市)
もちろん、ネットでの購入でも買って読んでいただくのは嬉しいのですが、できれば本屋さんで購入や注文をしていただけると、流通にプレッシャーがかかって重版になりやすいそうですのでよろしくお願いします。



| おばんのゴリ押し 本 | 23:40 | comments(6) | trackbacks(0) |

両親と 祖母の 家を つくる

ねもとパーティの高校3年生 サキちゃんが、大学の 建築学科を 受験するというので、 
私の 駒場高校同級生 建築家 井上搖子さんの 本を プレゼントした。















 くうねるところすむところシリーズ18
子どもたちに伝えたい家の本
芦原義信賞受賞
インデックス・コミュニケーションズ発行 1800円
右サイドの Amazon から 注文できます。


ヨーブー(井上搖子さんの高校時代のあだな)は、バスケ部だったが、武蔵美の 建築に進んだということも、
今では自分で設計事務所 アトリエ・ノットを主宰している ということもまったく知らなかった。
例の2年前の 32年ぶりの高校同期会で、この絵本が置いてあったので、絵本好きの私はすぐに送ってもらい、
いつか 紹介したいと 思ってきた。

このブログの 音楽の話をしよう♪に書いたが、私は 大学で都市社会学のゼミだったので、
人間が空間や風土にどう規定されるかに 興味があって、
大学時代は建築学のセミナーに通い、建築家 白井晟一さんの大ファンだった。

サキちゃんの 小論文の 過去の課題を見ると、胸が高鳴る。
「気候、風土と住宅建築」「良い住宅とは」「伝統建築」などなど・・・
私が 高鳴ってもしょうがない。代わりに書いてやるわけにもいかないので、(笑)サキちゃん、ふあいとだ!
(ちょうど ものがたり文化の会の機関誌 十代に 設計建築に関わる 城越卓くんが 新月の木で 建てる住宅のことを 書いていた。
タイムリー! とサキちゃんと 喜んだ。)
 
『両親と祖母の家をつくる』 は、実家の 建て直し、設計を任されたヨーブー(井上搖子さん)が
子どもの頃の 庭の思い出や、おばあちゃんとの話、家族の 暮らし方に 思いをめぐらし、
どんな家がいいか あれこれ 考え、設計した時のことを、
手製の 粘土のジオラマを 使って、ちょうど 彼女の話し方のように ゆっくり 丁寧に 思い起こして書いた 絵本だ。



こんなふうに どの家族に対しても、 それぞれの家族のくらしかたや 大切にしたいものを 丁寧に 尋ねながら、
家族にとって心地よい、くらしやすい 空間の デザイン が されていくのだろう。

私たちは、どれだけ 空間に 育てられているか、実はあまり気づいてない。
注文や 土地や 値段や 材料に がんじがらめに 規定された中で、 最高の 空間を構築しようとする 
設計家、建築家、裏方たちの格闘に、 こんなにも 私たちは 生かされているのに。 
もの言わぬ 空間に こめられた、もの言わぬ デザインの 仕掛けに出逢うと 胸が バクバクする。
そこにこそ デザインの 本領が あるから。

ヨーブーに電話して、本と 建築の注文と どっちを宣伝してほしい? と聞いたら、どっちも! だって。(笑)

日本は、住宅メーカーが 家を設計するのが一般的なので、なかなか 設計を頼む人が少ないそうです。
ナットクいく 住まい作りを したい方、親や 子世代との同居で 改築を考えている方、
アトリエ・ノットを おたずねください。

↓ HPの Works 見てね。 いい仕事してますよぉ。 うう、こんな空間に 住みたいって 思うよ。

アトリエ・ノット http://www.atelier-knot.jp/
  


| おばんのゴリ押し 本 | 08:50 | comments(2) | trackbacks(0) |

Read in English !

以前紹介した 『 寺越慶司 の 恐竜 』 ホ−ムページに 英語版が できました!







下の HPから 恐竜の 絵の下の Read in English をクリックしてください。
http://www.terakoshi.com/news/gashuEn.html

Translated by Miwako Iwamoto 
英文の最後に、このキャプションを見た時は、 我が子の名前が載ってるようで、ドギマギしました。(笑)

このブログに よく登場するご近所の同級生、 たまごちゃん=岩元美和子さんによる 英訳です。
寺越さんのパートナー おかんばも 駒場高校の同級生なので、おかんばの依頼により、実現した英語版です。

恐竜以外にも 寺越慶司さんの 作品を紹介している HP ギャラリー 土風庵 (おかんばが作ってます)も、
おかんばによる英語版 ができたので、見てください。
http://www.terakoshi.com/Enindex.html
メニューの dinosaurs をクリックして
http://www.terakoshi.com/item/dinoEn1.html

依頼者おかんばの弁
HPで、日本語版をそのまま英訳しても 読んだ人には通じないから、なんとか工夫しようと思って たまごに相談したところ、
たまごがドンピシャの英文を付け加えてくれました。
恐竜の画集の 紹介ページの英語版では、たまごの美しい英語が楽しめるし、
「なるほどなあ」と思える表現をたくさん教えてもらいました。
これからも、HPの 英語版に 力を貸してくれるそうで、心強い味方です。

確かたまごがサウジにいた頃だったと思うんだけど、ハリーポッターの原作が出版されると、
たまごが娘さんたちの為に日本語に翻訳してあげていたことがあります。
学校から帰ると お母さんが日本語に翻訳してくれたハリポタを 日本語版が出るはるか前に読むことができるなんて、
なんて幸せな子達でしょう。私もたまごの翻訳で読みたい〜〜! と思った覚えがあります。 すばらしいよね。



たまごちゃんの 本業は 英語の翻訳者 です。 
私のブログかんからかんのかあん では、畑の援農で長靴デビューとか こんなところ(ギックリ腰の 整体治療)でバッタリとか
まるで私のパシリみたいに書かれているので、何にでも首をつっこむ どんだけ ヒマなオバさんか(笑)
と思われてる方がいるかもしれませんが、 それは 大きな間違い!(スミマセン 私のせいです) 
たまご=岩元美和子 は 優秀な翻訳者 なのです。

たまごちゃんは 現在 医薬関係の会社で 社内文書の翻訳を仕事にしていますが、
文学好きの彼女は いずれ伊坂幸太郎を英訳して、海外に紹介したいという 大いなる野望を抱いています。 
私の打ち上げ花火と違って、実力の裏付けある 野望なので、是非 バックアップして 実現させたいと思っています。 ムラムラムラ
すでに私のプロジェクトに加えてあります。(笑)

恐竜のHP ぜひ見てくださいね!
















| おばんのゴリ押し 本 | 14:15 | comments(1) | trackbacks(0) |

『 ふたりのイーダ 』  松谷みよ子

小学校で週に1回、木曜日の朝自習の15分の時間に お母さんたちが本を読んでいる。どんぐりどんぐら というグループ。1999年に始まり、今年の秋で9年めに入る。全学年全クラスにお母さんが入るので、ボランティアのお母さんは20人以上。
私のように、もうとっくに小学生のいない年配お母さんも多い。

私は1年生を担当するのが好きだ。キンチョーして入学して、妙におりこうにしつけられていく1年生たちに、五味太郎『そら はだかんぼ!』長新太『なにをたべたかわかる?』たかどのほうこ『まあちゃんのまほう』などを読んで来た。
080317_2107~01.jpg080317_2137~01.jpg
朝から晩まで「ちゃんとしなさい!」という言葉を浴びて毎日を送っているこどもたち。いいよいいよ。ほら、絵本の中は、ワンパク坊主や元気印の女の子が、はちゃめちゃ大冒険をやっているじゃない。できるだけそんな本を選ぶようにしている。「ええ〜!そんなバカな!」こどもたちのびっくりした顔を見るのが大好き。先生も一緒になって笑ってくれると、教室中の温度が上がる。080317_2106~01.jpgおもしろかった? ね、おもしろいことって、ちゃんとしてない時に起こるんだよ。そして、おもしろいことはパワーをくれるんだ。(どんぐりどんぐら第1記録集より 私の報告)

080317_2146~01.jpg080317_2109~01.jpg080317_2138~01.jpg
高学年には、これまで
リンドグレーンの「長くつ下のピッピ」や
同じくリンドグレーン「やねの上のカールソン」
松谷みよ子「龍の子太郎」などを読んできた。
前にも書いたが、ピッピを知らないで育つ子が多い。




080317_2059~01.jpg 今年は、6年生に松谷みよ子の「ふたりのイーダ」
を読んだ。時間が取れなかったので、さわりだけ読んで、後はぜひ自分たちで読んでほしいと丸投げしたが、何人の子が読んでくれるだろうか。

この学年はどんぐりどんぐらのお母さんたちの企画で、3クラス全員の子どもたちがが「東京大空襲」「沖縄戦」「広島原爆」の朗読をしてテープに吹き込んだ。お母さんが図書館の本から画像を起こしてプロジェクターで映写しながら、全員で朗読を聞いた。
パーティで、軍隊の話をした時も、沖縄戦のことや原爆のことをよく知っていて感心した。


『ふたりのイーダ』は、広島のおじいちゃんおばあちゃんの家に、お母さんの出張の間預けられた小4の直樹と、2才11ヶ月のゆうこ(イーダ)の物語。
「イナイ、イナイ、ドコニモ イナイ・・」とつぶやきながら歩くイスに出会った直樹が、イスが帰りを待っているイーダとは誰なのか、なぜ帰って来ないのか、なぜ妹のイーダは、なんの抵抗もなくイスと遊ぶのか・・・と謎を探っていく。イスがいる誰もいない家にあった日めくりカレンダーの2605年8月6日の謎・・・広島の現代の生活の中に潜むぬぐえない歴史を、小4の直樹と近所のリツ子さんが一つ一つ解いていく過程はスリリング。何度読んでも、どきどきする。
大人の方も、まだ読んでなかったら是非読んでほしい名作だ。(講談社青い鳥文庫)

今日は小学校の卒業式。6年間で読んでもらった本の総数は295冊! 
(卒業時に、全リストを渡している)
中学へ行っても、おもしろい本、おもしろいことにたくさん出会ってほしい。
卒業おめでとう!

| おばんのゴリ押し 本 | 11:50 | comments(7) | trackbacks(0) |

おや、出たぞ! 『 寺越慶司 の 恐竜 』



 「おや出たぞ。」 楢ノ木大学士が叫び出した。
その灰いろの頁岩の 平らな綺麗な層面に 直径が一米ばかりある 五本指の足あとが 深く喰い込んでならんでゐる。「さあ、見附けたぞ。この足跡の尽きた所には、きっとこいつが倒れたまゝ化石している。巨きな骨だぞ。」(宮沢賢治童話 『楢ノ木大学士の野宿 第三夜』)  


イラストレーター 寺越慶司さんの 画集が出た。
黒い表紙にうごめく恐竜たちを見た時、すぐこの文章が浮かんだ。
楢ノ木大学士はこおどりして、その足跡をつけて行くのだが、だんだん中生代に紛れ込み、
前にも後にも うじゃうじゃな まっ黒な雷竜どもに囲まれてしまう。

この本も うじゃうじゃの恐竜だった。まるで3D絵本。
恐竜たちが動きだして、楢ノ木大学士のように、喰われるかと思った。

闘う 反撃する 追う 追われる 吠える 育てる 飛ぶ 渡る 集う  
第1章 寺越慶司が描く恐竜の世界 の目次 である。
そうなんだ。この地球上に、かつて こんなふうに 生き生きと 恐竜たちが生きていたんだ。 
どうして?なぜ?彼らは滅び、今は哺乳類の人類が こんなにはびこっているのか・・・

生きものには、生きているときだけに見える美しい色と質感と形がある。私は、自分の描いた絵姿を通して、生きものに具わる生命感を観る人に伝えたいと常に考えている。 この作品集を手にとって下さった読者にも、この地球上に確かに存在していた恐竜という名の動物の魅力が万分の一でも伝わるなら幸いである(あとがきより)

恐竜たちが甦るまでの、具体的な制作プロセスも載っているのが、この画集の魅力だ。
発表されている学説や情報をノートにまとめ、疑問や推理も書き込み、周囲の植物環境を含めたデータを年代ごとに推理する。発表されている骨格図や写真、立体モデルなどから形を起こし、できたスケッチをパーツに分けて、陰影や色を、肌の質感を加えて行く。少ないデータから、見えないものを見、聞こえない声を聞き、中生代に紛れ込む。まさに楢ノ木大学士だ!

『楢ノ木大学士の野宿』は宮沢賢治の童話の中では有名な話ではないが、7kgもある大きなカナヅチを担いで、東京から岩手の山奥へたんぱく石(オパール)を探しに行く楢ノ木大学士が、3晩の野宿で、マグマの叫びや鉱物の声を聞くという愉快な三部作。石っこ賢さんとあだ名がつくほど岩石採集が好きだった賢治らしい作品で、いかに私たちが地球や鉱物や絶滅生物の声を聞かずに生きているかを思い知らされる。

ものがたり文化の会でも、2005年のスプリング・キャンプのテーマだったので、私も子どもたちやお母さんと上野の国立科学博物館へ『恐竜博2005』ティラノサウルス「スー」の骨格を見に行った。あの時もスーが走る映像がリアルでビックリしたが、そこまでビジュアルに復元するまでの工程の多さと苦労に今更ながら感服する。

『寺越慶司の恐竜』は、イラストレーターの域をとうに超えた学術報告書とも言うべき画集だが、家族で楽しめる。1コイン6回貯めてフンパツする価値あり。まずは地元の図書館にリクエストしよう! 

附記
実は寺越さんのパートナー兼アシスタント兼プロデューサーのヨウコさん(おかんば)は、
私と小学校、中学校、高校の同級生。(これについては長くなるので別に書く)
寺越夫妻の2人3脚の仕事は、彼女が作ったHPで見られます。ぜひ見てください。

http://www.terakoshi.com/news/news0708.html

| おばんのゴリ押し 本 | 08:24 | comments(0) | trackbacks(0) |

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