2014.12.04 Thursday
古谷田奈月 待望の第2作! 『ジュンのための6つの小曲』
去年 ファンタジーノベル大賞を受賞した 古谷田奈月さんの
待望の第2作が 刊行されました!
『ジュンのための6つの小曲』
きゃっほ〜! これは私のために書かれた物語?
また今年も、幸福なカン違い♪(笑)に浸れる 贈り物を
クリスマス前にもらった気分♪
ずっと「うた」のことを考えてきた。
空気の中に満ちた音や声に共振しながら、最初にうまれる「うた」のかたち。
「意味と音の組み合わせが 勝手に決まっちゃってるのが嫌だし、
その組み合わせが、とにかくすごく変だから」とジュンは言う。
たしかに! 貧弱な人生で得た 使い古しの言葉を 音に当てはめるだけじゃ 充分じゃない。
新しい配列、新しいアレンジ 。 新しい「うた」の誕生だ。
ともかく奈月の 文章が好き!
ストーリーでも 構成でもなく
一行があまりに好きで うんうん と たびたび立ち止まってしまう。
十代男子! ともかく14才ってやつは・・・・
親にも 自分にも どーしようもない
だれか こいつの トリセツくれ〜!って 叫びたいやっかいな季節。(笑)
「僕」という一人称を使う種族に、昔からどうしようもない羨望がある。
そして 奈月の書く男子は 14才も おっちゃんも ほんとにいい!
あ〜 うちの周りにいる男子ども。 ネタに溢れてるよ。 書いて欲しい!
『ジュンのための6つの小曲』
すべての「僕」という名のひとりへ(男子じゃなくても) 読んで欲しい一冊。
自転車に乗るのは 向かい風を浴びるためだ。
そもそもここが居場所なのでは、を見つけて走れ! スコ〜ンと 放物線が そらへ ひらくよ。