びりりっ!感電!人体交響劇


1月26日(日)代々木オリンピック記念青少年総合センター 小ホールにて
ものがたり文化の会恒例 宮沢賢治童話 人体交響劇発表会 が行われました。
34回めの今年は 出演パーティも多くて長時間でしたが、どれも負けず劣らず力作で
電気総長と握手したみたいに びりりっと 来ました。

リハーサル室も熱気がムンムン

『やまなし』ならのきのこ (この活動で育った若いパパママとチビたち)
あきとが歩いてる! お魚に見とれて カメラ出すのも忘れてました。
ちびちゃんたちも みんな いい声。


『オツベルと象』伴パーティ

小学生7人だけで、いつも りりしい伴パ。
象の大群も 迫力あったよ。


『どんぐりと山猫』 足立ものがたり文化の会
一番エライのは 私です。 がやがやがやがや・・・後ろの壁を使った
どんぐりの裁判がおもしろかった〜!
ねもパから移籍した つぐ&はるに つい目が行ってしまいます。 すごい成長ぶり! 
ねもパと同じ 大人が抜けて 中学生リーダーで がんばりました。  


『土神と狐』ねもとパーティ 
ずっと親子でワイワイ作ってきたねもパが 14年ぶりに子どもたちだけで発表。 
「ああ つらい つらい」 土神の苦悶の長セリフの場面に ホント苦しみました!
神保さんに 朗読指導に来てもらった成果があったでしょうか。 
ずっとダメ出しして来た言語に ジンとしてしまいました。












             毎度ねもパだけ写真多くてごめんなさい。根本氏撮影


『鹿踊りのはじまり』前田パーティ
最初に英語で すっこんすっこの栃だんごの歌をやってましたね。
お兄さんたちのしなやかな動きとリードで 小学生の言語がすばらしい!
みんなでやる ユニゾンの場面との 切り替えが 見事です。



『オツベルと象』久保寺パーティ 
去年35周年の久保寺パーティ。圧巻でした。
忙しい社会人と大学生 小学生 横浜と横須賀 まとめるだけでどんなに大変だったか。
小学生が 動かないで 絵画班のように 座るマスや
象の大群が 会場からせり上がってくる 塀と 象が入れ替わるなど 迫力ある演出に 鳥肌。

 


『よだかの星』葛飾ものがたり文化の会
人数増えてて びっくり!
ねもパのママだった 純子さんがテューターなので 純子ワールド全開!と たまみさん。



鷹が よだかに改名を迫るところ 落語みたいな べらんめぇ言語に 爆笑しました。


『かしはばやしの夜』小泉パーティ
音楽をCDとは ガラっと変えて オリジナルで。
毎週歌合戦みたいな 小泉パーティ まんまの 元気が出てましたね〜。
ゆうくんこうくんたちの 大きなのびやかな声にびっくり。
ひさびさの 月ちゃんの動きも しなやかだったなぁ〜。


『月夜のでんしんばしら』関東楢ノ木会
出身、在籍パーティを離れて 社会人 大学生が集まる関東楢ノ木会。
忙しい若者たちが 月1回集まるのも大変ですが
山梨甲府 広瀬パーティとのでの国民文化祭、岩手花巻での賢治の里で賢治を読む会 
横須賀 久保寺パーティ35周年発表会と 発表してきた 最終バージョン。



ブルネイから帰国したばかりの たっくんや 1月の練習に初めて来たジュロウなど
飛び入りとは思えない パワー炸裂 ドッテテドッテテ 
ほんとに動くのが楽しくてたまらない って 感じでした。



まったく動かない シグナル。 えかきダンサーの歩くん         撮影 根本信義

この日 同時多発開催だった福岡 北海道上富良野からも
12月に発表会を終えた大分からも 応援メッセージが届きました。ありがとう!

初めて人体交響劇を見た 京都の劇団ベビー・ピーの さほさんから 感想届きました。
 

地方もばらばらであんなに大勢の人達が表現方法を引き継いで、
繋がる手段を持っていることにとてもびっくりして見ていました。
 それでもパーティごとに雰囲気も違って不思議でしたし、
技術は関係なく、面白い身体の動きがたくさんでした。

子供は面白いですね。
自分を開放できているように見える子は視線を集めるけど、
何かを気にして発散できていない子たち、(私もそういうタイプだったので…笑)
親近感もあり 逆に観察したりしていました。
もちろん弾けてる大人も面白かったですが。

それと意外と無表情なほうが物語が伝わるように見えて不思議で面白かったです。

さほさんはベビー・ピーで 土神と狐『サカナノクチ』を たった2人で熱演しました。

登場人物が入れ替わったり、土神と狐だったら、木こりが本文より先に登場して
木を切っているところ…そんなやり方あるんだなぁ、と楽しく見ました。
また機会があったら ぜひ見たいです。

テント芝居劇団どくんごの千葉我孫子公演では 楢ノ木会とも会いますし。
楽しみにしています。

身内な観客がほとんどなので 初めて見る率直な感想 ありがとうございました!














| がやがやがやがや | 16:10 | comments(7) | trackbacks(0) |

年のはじめの はっぴいえんど♪ 

「はっぴいえんど」は、ひらがなで書かれているせいなのか 
最初から 「幸せな結末」 という感じがしなかった。

最近 再放送を録画して 楽しみにぼつぼつ見ている
深夜ドラマ「まほろ駅前番外地」の あの ゆるゆるぐだぐだな感じと
「はっぴいえんど」の 風街ロマンが なぜか かぶる。

瑛太と松田龍平の あの ぐだぐだ足を引きずるような歩き方、
多田便利軒に持ち込まれる しょーもない案件を片付けながら、
たばこを吸いながら ツケでゲットしたほか弁をトラックで食べながら
交わす2人の会話が いいんだよなぁ・・
「最高の離婚」と同時期に まったく違うキャラの まほろをやってた瑛太を絶賛している。
 

シャッター通りの町田のアーケード商店街を 巻き戻し画像のように 後戻りする 
あのオープニングは なんていう曲なんだろう・・・・
元旦の朝イチ まだ誰も起きて来ない至福の時間、どうにも気になって 検索してみた。

フラワーカンパニーズ(フラカン)というグループの 
「ビューティフルドリーマー」
って曲らしい。

はっぴいじゃない ラッキーじゃない
夢の匂いなら 少し覚えてる                 
作詞作曲 鈴木圭介

あはは そういえば はっぴいじゃないって 歌ってたっけ。
 

エンディングの 坂本慎太郎「 まともがわからない」も すごくイケてる曲で 好き。
この曲も はっぴいえんどにすごくかぶる。

この小さい町にも 奇跡は ありえる
かなえたい夢など はたしてあったっけ?  俺に

まともがわからない  ああう〜
まともがわからない  ほくには今             作詞作曲 坂本慎太郎


フラカンと 坂本慎太郎が はっぴいえんどの影響を受けたかどうかは わからないが・・
今は 曲の景色に 若者の気分が 追いついちゃったのか
摩天楼と 路地裏の格差が さらに 拡がっちまったのか

はっぴいえんどを聴くと 曲の新しさにぞわっとした 高校生の頃を思い出す。
                

私は、(吉田拓郎とかかぐや姫とかではなく) 赤い鳥→ はっぴいえんど でした。
 赤い鳥は、「翼をください」が大ヒットした、美しいコーラス・グループで、
「遠い世界に」の五つの赤い風船から、自然に流れたんだと思うけど、
はっぴいえんどの「風街ろまん」は ちょっと衝撃的だった。

たぶん高1の時 クラスの男子に勧められて聞き始めた気がするけれど、
なんか、ちょっとそれまでの前向きな感じを、はずされた。 
というか、 せっかく赤い鳥で、日本のポップスもここまで来たか〜!って感じだったのに、
そのベクトルを、ぐいっとねじられたような
(うまく言えない。 当時はそんな風に思ってない。)
屈折した、裏道行く感じがよかった。

今聴くと、ちょっとネムイ感じもあるが(笑)
当時は、感覚として、音楽的にも すっごく新しい気がしたんだよね。

アルバム「風街ろまん」は「はいからはくち」とか「風来坊」とか 
意味不明のへんな歌詞に とまどった。

まだサザンの桑田が英語も日本語もぐちゃぐちゃにしてかき回す前だからね、
前回書いた流れから言っても、私が馴染んでいた歌はもっとメッセージ性が強かったし。
メッセージはあるんだけど、なんかちがう方向から じんわり来るような、
こんな惑乱は初めてだった。 

けっこう 衝撃大きかった。 特に「風をあつめて」が好きだった。
最近 いろんな人にカバーされて、CMでも流れてるよね。 

え? なんだっけ? この歌 ってぞわっとした。
私は、いつも、街の景色 とか 風景とか の中にいる自分を、
遠くからぼんやり感じていたくて、風景とか空間とかにすごく興味がある。

それから、今でもだけど、風に吹かれるのが何より好きで、空気が動いてないと、
(それから水がないと)ほんとに窒息しそうになる。
だからなのかな。歌詞が すごく好きで、言葉が、ぐいぐい食い込んできた。
今 解説読むと 
「松本隆の都市論を 細野晴臣、大瀧詠一、鈴木茂が
それぞれ独自のポップによって音楽化したもので」とか書いてあって、ええ!そうだったの!だから、惹かれてたのか・・・って  今更 妙にナットクしたりして。

 高校時代はすぐキャロル・キングで、すっかり抜け落ちていたのだけれど、
私的にはけっこう 大きな 出会いだったのかも って、書いてて わかった。(笑)
 はっぴいえんど・・
           (2007年 音楽の話をしよう♪ 風をあつめて)

音楽の話をしよう♪シリーズは 
私の高校の同級生で ジャズシンガー鈴木道子の お茶の水ナルのライブに 
若者たちをたくさん呼んだ時の 昂奮さめやらぬまま 
なつきに宛てて 自分の中学から好きだった音楽のことを書き始めたもの。
私もブログを始めたばかりで 今よりテンション10倍高くて(笑)
読む人の迷惑かえりみず ガシガシ書いてマシタ〜。

私は音痴だから(音楽のことを音楽的に語れないっていう意味)
いいとか しびれるとかしか 言えないのだけど、
でも なぜか音楽について書いてる時が 文章にも勢いがあって(笑)一番好き。

最近 自分に勢いがないな〜って わかる。 トホ
去年から 家人を慮って コンポで音楽もかけなくなったし・・・
もやしの落ちる音も聞こえる 老人3すくみの引き籠もり断罪生活で
 
心身が ぼやきの 負のデッドエンドに 入ってる。 

だめだだめだ 踊るハウスキーパー 風をあつめて 離陸しなきゃ・・・

 




こちらは お正月恒例 
晩ぺい柚をかぶった 我が家の まともがわからない人たち。(笑)
 

みなさま ことしもどうなりますやら?? はっぴいすたあと いきまっしょい♪ 



去年の今頃は寝たきりコタツ犬だったプリンちゃんも・・・どーゆう家だ ああうう〜〜



附記
ここ数年 年末はドラさんのジャズコーナーというHPの みんなのベスト3に
私的ベストCDを 投票している。
ドラさんは 鈴木道子のジャズライブで 佐藤有介くんに紹介されたジャズマニアな方で
私と 日本一の鈴木道子ファンを競ってきた。

去年は 鈴木道子なかのぶジャズフェス初出演や、結婚お祝いミュージックパーティで
日本のジャズシーンを牽引してきた蒼蒼たるメンバーと鈴木道子のコラボレーションを
生で聴いたおかげで ほんと1年持ったといっていい。
ドラさんのみんなのベスト3のおかげで 今年買ったチーム道子のCDを聴き直し、
この1年を振りかえる時間ができて はっぴいえんどだった。

そして去年は 何度も 『ひこうき雲』が流れたから
(映画『風立ちぬ』とうとう見そびれたが。涙)
ひこうき雲が空を区切るのを見るたびに、
鈴木道子とデモテープを持って 六本木のシロ・プランニングを訪ねた日を思い出した。
シロさんは その後 アルファレコードを村井邦彦さんと立ち上げ、
荒井由実やYMOを売り出して行く。 
空にあこがれて〜〜 うたの揚力と どうなるか読めない人生 バンザイ!





















| 音楽の話をしよう♪ | 21:16 | comments(2) | trackbacks(0) |

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古谷田奈月 『ジュンのための6つの小曲』

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