カリメラの夢を見ておいで!

いよいよ 今年も 押し詰まってきましたが
ねもとパーティは、新春1月8日(日)ものがたり文化の会恒例 人体交響劇発表会に向けて
宮沢賢治童話 『水仙月の四日』人体交響劇を 創作中です。

そら 新聞紙を尖ったかたちに巻いて ふうふうと吹くと 炭からまるで 青火が燃える。
ぼくは カリメラ鍋に 赤砂糖を一つまみ入れて それから ザラメを一つまみ入れる。
水をたして あとは くつくつくつと 煮るんだ。

お父さんと 炭のそりを 押して 町へ 行った帰り
赤ケットの男の子は 一人 山の家へ 帰る途中で 天気が急変し 春の雪嵐に 巻き込まれます。

雪童子(ゆきわらす)は、人の目には見えないのですが、雪婆んごの命令で 雪嵐を起こすのが仕事。
赤ケットの男の子に やどりぎのまりを 投げて 雪嵐の中も 雪をかぶせて 密かに助けます。

さうして 睡っておいで。 布団をたくさんかけてあげるから。 そうすれば凍えないんだよ。
あしたの朝まで カリメラの夢を見ておいで。

                                        宮沢賢治 『水仙月の四日』 より

カリメラって 何?  カルメ焼きとも言われる 昔なつかしい 砂糖菓子です。
NMP(ねもとパーティ)では カリメラ作りに 挑戦しました。

ザラメと 黒砂糖を入れて カリメラなべで くつくつ 煮ます。 だいぶ煮詰まって 泡が立ってきたところで 火から おろし 棒の先に ちょっと 重曹を つけて 
 


すばやく ぐるぐるぐると かき回します。 棒を まん中から まっすぐ引き上げると 
それにつられて ぶわ〜っとふくらむ!!  ・・・・・・ はずです。

が・・・・・・???   そう簡単には ふくらみません。


これで かなり 成功した方なんですが・・・・・お皿に 移すと こんな 砂糖の かたまりに。
でも 味は おいしいよ!


よ〜し こんどこそ ぼくが 成功させてやる〜〜!  みんなで 次々に 挑戦しますが なかなか。



う〜ん なかなか ふくらまないなぁ・・・・・ うまくいかないと なぜか かえって燃えます。(笑)
ムキになるのは 子どもだけでは ありません。     我が家でも カリメラ姉さんが ムキになって・・・・・・

大成功!

 ほ〜ほっほっほ〜  あんたたち 修行が たりないわよ
 こっちは 年季が 入ってるんだから〜〜〜

 この写メを 送ったら
 とっしぃたちの 悔しがったこと!

 とっしぃは 宿題もやらないで 夜中まで  カリメラ作りをやってたそうです。(笑)


人体交響劇の 発表も カリメラと同じ。 デスネ。
子どもたちの気分が ぶわ〜っと ふくらみそうで べちゃっと へしゃげたり
ちょっとした タイミングや かき混ぜ具合で 隠されていたパワーが ぐんぐん立ってきたり。

なかなか うまくいかないところが 何度も挑戦する 理由かも。(笑)

さて 年内の練習は 今日で終わり。 来年まで カリメラの夢を 見ておいで!

カシオピア もう水仙が 咲き出すぞ
おまえの ガラスの水車 きっきとまわせ

雪童子が 見えない星に向かって 叫びます。 来年も 気持ちを きっきと まわそう!


ものがたり文化の会 賢治童話人体交響劇発表会
                                                (チラシデザイン 浦野紘平)

1月8日(日) 代々木 国立オリンピックセンター カルチャー棟 小ホール 
         12:00開場 13:00開演

         第6回 芸術祭同時開催
         全国のパーティの子どもたちが手作りした絵本CDも 陳列します。 
         お早めに ご来場ください。




附記 
ものがたり文化の会 発行の 宮沢賢治童話シリーズ 物語CD
『水仙月の四日』は 宮沢賢治童話の中でも 
ものがたり文化の会 発足と ともに 『どんぐりと山猫』と一緒に制作した 第1回シリーズで
谷川雁制作 岸田今日子さんの語り 間宮芳生さん音楽 高松次郎さんの絵本 cwニコルさんの英訳と 
豪華アーティストたちの 渾身のコラボレーション。  
会員以外でも 購入できます。  興味ある方は こちらから↓

http://www3.big.or.jp/~monobun/cd/ehon_cd_en.html#2















| がやがやがやがや | 22:40 | comments(6) | trackbacks(0) |

長崎活水高等女学校 同級生 タミ

11月末 母夏木の 長崎活水高等女学校と専門科(英文科)の同級生 
旧姓 木藤多美さん(鹿児島在住)に 初めて 電話した。

折あるたびに 私の代わりに 同級生から 情報収集してくれている 大阪の睦子おばが
「木藤さんは 学徒動員も夏木と一緒だったし、色々情報が得られるかもよ」と 教えてくれたのだ。

以前インタビューを公開した 同じ活水同級生で 幼稚園から一緒だったピアノ科のタエ子さんの家で
活水同級生が子連れでやっていたクリスマス会で 私も子どもの頃 お会いしたことがある。 
今夜は クリスマスイブなので 84才の同級生たちに 昔話を プレゼントしよう。

「夏木の娘の千絵ですけど・・・・」
「わぁ 千絵ちゃ〜ん、覚えてますよ〜。 マサキさん(タエ子さんの旧姓)の家のクリスマスで 
千絵ちゃんピアノ弾いてたよね〜。 
私は 戦後 東京や鹿児島の3ヶ所で 英語を教えていましてね、 
最後の教え子が 今話題の 東大の原子力工学科の一期生なの。
六大学美術コンクールっていうのが 当時ありましてね、 その教え子と芸術部の仲間たちで 
あなたのお父様の評論を 読んで議論を戦わせたことがあったけど、とてもむずかしい本だったそうよ〜。
千絵ちゃんは 奈良で結婚式したでしょう? 夏木が写真を 送ってくれたのよ〜。
睦子さんから 聞いたわよ〜。 夏木のことを 調べてるんだって?」

こちらが質問を投げる隙もなく 話はあちこちにどんどん進む。(笑)
それでも、ご自分で軌道を核心に修正されて、 話が早い。 

木藤さんは、活水卒業後、久留米師範学校付属中学で英語を1年教えた後、
もっと英語の勉強がしたいと 活水の家政科の先生だったブルナーさんを頼って 昭和22年頃 上京したらしい。
夏木も 大村師範学校で英語を教えた後、タエ子さんの話で 昭和22年の秋頃上京したとわかったので、
ほとんど同じ時期に 上京したことになる。 (これはまったくの偶然で お互いに相談もしないし、知らなかったそうだ) 

「あ ちょっと待って。今 人が来たから 5分後にかけ直します。電話番号教えて。」
「いえいえ 私からかけますから」
「いえ こちらからかけます。番号教えて。」
私がおずおず番号を言うと 「two? 最後はtwoね? 数字だけは、英語で確認した方がいいのよ〜。」
なるほど。 そうかもしれない。
さすが英語の先生らしく すばらしく発音のいい トゥーで 私の電話番号を確認して 電話は切れた。

きっちり5分後に 電話がかかってきた。
「すみません、お客さまだったら またおかけします。」
「いいのいいの、植木屋さんが打ち合わせに来たんだけど、またにしてって帰ってもらったから。」
「え? いいんですか?(笑)」
「いいのいいの。 それより うちは主人が85才で私が84才でしょう。 
お互いに耳が遠いから いつも大声で話してるから 喉がかれちゃって。(笑) 
今 のど飴なめてきたから大丈夫。 ハイ、で、お聞きになりたいことは?」

アハハ さすが篤姫を生んだ薩摩の女性は 圧倒的だ。  以下 多美さんのお話。

活水の中でも だいたい2人組で 仲良しだったのよ。 
マサキさんとイトキが仲良し。私と夏木が仲良し。
睦子さんは 途中で転校してきたからね、ちょっと 後からのお友だちなの。

私と夏木は英文科で 高等女学校から 専門部の英文科まで ずーっと一緒だったのよ。
2人とも 大の読書好き、音楽好き。 趣味が共通だったのね。
それに 我が家は父がロシア語の専門家で、活水の下のもと居留地に住んでたのね。 
周りはイギリス人、デンマーク人に囲まれていたでしょう? 
なんとなく ハイカラというか 外国かぶれのところが 響写真館の 夏木と 生活環境が似てたのよ。

それに 夏木と私は同じピアノの先生に習ってたのよ。
お諏訪さん(諏訪神社)の横の 高見先生ってすごく背の高い先生でね。
170センチくらいあったけど、ほんとに美人で素敵な先生だった。

我が家にも、夏木の家にも 当時としては珍しい電蓄や洋書、文学全集が揃ってたしね。
お互いの家にある本や、図書室にあるものを乱読して、お互いに感想を交換していたの。

夏木はフランス文学がお気に入りだったみたいで、バルザックの 『谷間の百合』とか
『ゴリオ爺さん』 ジイドの『狭き門』 アナトール・フランスなんかを 読んでいたわね。
私はロシアやドイツの本が好きで、ゲーテの 『若きウェルテルの悩み』とか トルストイの 『復活』
ドストエフスキーの 『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』などが好きだった。

あの時代はテレビもないし、街中にある映画館は、女学生は保護者同伴じゃなきゃ入れなかったので
読書が最大の楽しみだったのね。

音楽の趣味も共通しててね。やはりシューベルト、ショパン、べートーヴェンが人気。
夏木は音程のしっかりしたアルトで、シューベルトのリートが一番だったけど、
べートーヴェンの「アデライデ」という歌曲も好きだったわね。
家で歌ってたら、桃太郎兄さんか幸蔵兄さんだかが「アデノイド、ああ、アデノイド」って
からかって歌うのよ〜って 憤慨してたわ。(笑)

夏木はテニス部で 才色兼備っていうのは ああいう人のことを言うのね。
夏木はおませさんで、刺激的なことをたくさん教わったわ。
私も6人姉妹の末っ子で 姉たちから色々教わるから おませさんだったけど。
2人で 秘密のやりとりもしてたのよ。 女学校の2年の時だったかな。

人に知られたら困るから ペンネームにしましょうってことになって。(笑)
夏木は みどりっていう ペンネームにしたわね。

― 碧は 赤ちゃんの時に死んだ 自分の姉の名前ですね。

さっすが千絵ちゃん、よく調べてるわね〜。
そうそう 自分の姉が みどりっていう名前で 生まれてすぐに死んだから
次に生まれてくる子は 夏の木のように 丈夫にたくましく生きるようにって 願いをこめて 
生まれる前から 夏木って名前が決まってたって お話をしてくれたわ。

秘密のやりとりとは言っても、テストの点数とか、本の感想とか、 
それから 夏木が上級生に手紙をもらってそれを先生に届けるかどうか とかね。

活水だけじゃないと思うけど、女子校では自分の気に入った下級生に上級生が手紙を送って、
手紙が下駄箱に入ってたりするのよ。
それをS(sister)になるというんだけど、学校では禁止されてたの。
だから手紙をもらった人は必ず担任に届けなければいけなかったのね。

夏木は才色兼備で ファンも多かったから 困ったと思うわ。
あの時代は、今の学生には想像できないほど、学校からも親からも管理されてたのよ。
まあ、自分たちは、特別不自由とは思っていなかったけどね。

活水はね、校舎の裏門から登下校する組と、表門から南山手方面に登下校する組に 分かれてたのね。
夏木は裏門組で 私は表門組だったから、登下校の時に ワイワイ情報交換することができないのよ。
それで 秘密の手紙をやりとりしてたのね。

表門、裏門の話で思い出したけど、 校舎の前で 両方の登下校組が「おはよう!」と顔を合わせる場所があるのね。
ある日 夏木を見たら、お弁当の入った 小さな袋だけ ブラブラ下げてニコニコしながら 歩いて来るのよ。
「夏木、カバンは?」って 聞いたら キョトンとして 「エッ? アッ!! 忘れてきたみたい!!」
さすがの夏木もあわてて、 小使い室に走りこんで 電話を借りて 家から 女中さんが カバンを届けた
ってことがあったわねぇ。(笑)

夏木はおしゃれだったしね。 母親の梅子さんが、とってもモダンなインテリって感じだったでしょう?
梅子さんは 東京にいたとき、岡本かの子の弟子だった(和歌?)って 夏木が言ってたわ。

― へえ? それは初めて聞きました。 たしかに梅子さんは 死ぬまで和歌を書いてました。

戦中も戦後も、あらゆる物資が不足してたでしょう? 
衣料もほんとに 今からみればみすぼらしい格好だったんだけど、みんな自分なりに工夫してたわね。

ある日夏木が黒いズボンにとてもステキなダーク・ブラウンのビロードのジャケット着てきてね、
わぁそれどうしたの?って聞いたら、夏木がニコリと笑って 「実はこれ、お店のカーテンなの」って。
(サウンドオブミュージックみたい。笑)
野口さんて洋裁やってる方が、作り変えてくれたみたい。
遠足など 自由服でいい日は、 梅子さんが選ぶのか とてもセンスのいい上質の服を着てたわ。

― 多美さんと夏木は、ケンカ仲間だったとか?

いえいえ、夏木さんは ケンカってものをまったくしない人でしたねぇ。
夏木の激しい言葉はみたことない。 宮沢賢治じゃないけど いつも静かに笑っている。 
ケンカ売ってるのは、こっちでね、それでもまったく乗ってこないの。(笑) 
性格的に トラブルを好まないのね。
 
そもそも 夏木の走ってるところを 見たことないわ。
遅刻しようが何しようが、決して走らないの。悠々然と 全然悪びれず。(笑) 
みんな待ってて いい加減イライラしてるのに 
「みなさん  こんにちわ〜」って笑って言われると 怒れないのよぉ。

― 多美さんと夏木は 学徒動員も一緒だったとか?

三菱兵器の大橋工場に 通っていました。 
中は広ーくて 建物がたくさんあってね、(20棟くらい) みんなバラバラでしたね。
夏木は ゼンソクがあって からだが弱かったから 事務方に回されたんじゃないかしら。

大橋工場の工場長が 全員を集めて 発会式で訓示したのを 覚えています。
他の学校の人も 学徒動員兵が 大勢いたんですよ。 それを ズラ〜っと並べて

「今から みなさんは お国のために 働きますよ。 
 物資がなければ 精神力で補わなければならない。必ず精神力で補えます。」って 
工場長が話したのだけは よく覚えているわ。 洗脳が始まったのね。

でも 何しろ物資のない頃でしょう。 残業の時とか 夕食に 大豆の入った雑穀なんだけど お弁当が出たのね。
私はそれが楽しみで・・・(笑)  だから学徒動員は けっこう楽しかったわね。

大橋工場には 旧制七高(今の鹿児島大学文理学部)の人も 学徒動員で来ててね。
「デカンショ〜 デカンショ〜で 半年くらし〜」 って歌知ってる? (デカルト カント ショーペンハウエル) 
旧制中学って 帝国大学に入る前の 大事な教養の時期なのよね。
そのバンカラな男子が何人か来てて、 女生徒と あちこちロマンスもあったのよ〜。

大きな鉄板の机の上で 七高の男子学生2名と活水の女学生2名が向かい合って
小さな部品に 黙々と コンマ何ミリって 印をつけていくの。
七高生は 大きな図面を拡げていた。
私の工場は 飛行機の部品 って言ってたわね。 非常に小さな部品を作ってた。
でも 本当のことは 私たちには 知らされなかったと思うわ。
私は 途中から トンネル工場の方に回されたんだけどね。

夏木が言ってたんだけど 七高の男子学生の中に すごい右翼で ひげの濃い人がいてね、
昼休みになると 広場に円陣を組んで 皇居の方に向いて 頭を地べたに 押し当てて 東方遙拝をするんだって。
平野国臣の 「わが胸の 燃ゆる想いに くらぶれば けむりはうすし 桜島山」って 和歌を詠んだりしてね。
夏木さんも 日本女子大の女の人に誘われて その東方遙拝にむりやり参加させられたりして
「困るのよ〜」って 言ってたわ。

― 夏木は 父親傳次郎が こんなバカな戦争は負けると言って 佐賀に疎開したのに 一人長崎に残ったし
やはり軍国少女だったのだろうかって 思ったんですが。

まあ あの時代はね。 でも夏木は 何に対しても 過激じゃないというか
今考えると こうだ!って 色分けしない人だったわね。 

―  多美さんは 原爆の時は?

うちは 父が外務省で もと居留地の 南山手32番地に住んでいたんですけどね、
うちが 要塞司令部になるかもしれないっていうんで 家族は島原に疎開したんです。
(後で聞いたところでは、結局我が家は 三菱が買ったらしいわ。)

でも 私の姉の ちえ子が 活水の音楽の先生になってたんですね。
で結婚して 南山手16番地の 沢山さんって財閥のお宅が持っている貸し家に住んだので、
妹の私も そこに住まわせてもらって 学徒動員に通っていたの。

ところが たまたま 膝に水がたまって 関節炎になってしまってね
福井整形外科に行って 10日間の休養って 診断書を書いてもらって 島原に帰ってたの。

―  え? じゃあ 原爆に遭わずにすんだんですね! 夏木と同じだ。

そうなのよ。 たまたまね。 島原にいても 赤いような 不気味な色の雲が 見えたんですよ。
空中爆雷とか 新型爆弾とか いろんなウワサが飛んでね。

10日ぐらいしてから 隣が警察署長さんだったので、警察の車で 私たち家族3人を乗せてくれて 
長崎まで 行ったのです。 南山手にいる 姉が心配でした。

浦上の方から 長崎へ入ると もう 目も覆わんばかり。 見るも無惨な惨状でした。
大八車で 死体を運んでいる人がたくさんいました。

長崎駅付近で 車が朝鮮の方たちにとり囲まれて 「チョーセンチョーセンパカニスルナ パカニスルトコロスゾ」って 
車の窓を バンバン叩かれたのが とても怖かった。
警官が 窓を開けないでくださいって さあ〜っと車を動かして その場を逃れ 南山手に辿りつきました。

― 桃太郎の話でも、長崎には炭鉱で働く 朝鮮の人たちがたくさんいて、
毎日 落盤事故で 何十人死んだとか言ってました。 

そしたら なんと姉は 脱出して 私たちとは入れ違いに 島原に帰っていたのです。

― よかったですね〜

三菱にいた親戚は、急性白血病になって 1ヶ月後に死にました。
活水でも 先生や生徒が70人以上死亡しています。全身にガラスの破片がつきささった友だちもいます。

夏木が どこに住んでたかっていうのはね睦子さんにも 聞かれたけれど 私も知らないのよ。
西山の 野口さんっていう お店か何かやってた家に 寄宿してたんじゃないかって 睦子さんは言ってたけど。
あの当時は みんなが バタバタだったから 当時の話を聞くのは 大変だと思うわ。 

戦後 2人で一緒に 佐賀に旅行にも 行ったのよ〜。
井手家は 佐賀に疎開していたでしょう?
夏木さんが 「佐賀の人たちはね おもしろい言葉を使うのよ〜」って 膝を乗り出して
「ところで・・・」と言う時 「さらばのまい」って 言うのよ〜って (笑) もう みんなで 大笑い。
by the way ですね。 「さらばのまい」 って もう いっとき 私たちの間で 流行りましたね〜
「さらばのまい」  (笑) 

結婚してからは お互いに 子育てに忙しくて だんだん 疎遠になったけど
私の息子が 中学生の時 夏木さんは 遠山啓先生の 『ひと』 っていう雑誌の 
母親編集委員に なってたでしょう?

英語教育の特集があって 私も 英語教育と母親の立場から 現場の意見を発言してくれって
夏木に頼まれて 座談会に出たことがあるのよ。
夏木さんは 座談会の司会で 遠山啓さんとか板倉聖宣さんとか 有名な先生方がたくさんいる中で、
平凡な一母親である私が自由に発言できるように 雰囲気を作ってくれて 実に冷静な司会だった。
おかげで 私も堂々と先生方に反論したりして(笑) とても楽しかったわぁ。

それから 私は 鹿児島に移ったので なかなか会えなくなってしまったけどね。

夏木の話は くめども尽きないわねぇ。 思い出すと きりないわ。
夏木がいなかったら 私の青春時代は 生彩のない平凡なものだったわね。 これ おせじじゃなくて ほんとよ。
千絵さんの、お話ぶりや声の雰囲気も 夏木とそっくりねぇ。 なんか夏木と話をしてるような気になるわ。
とてもとてもなつかしいわぁ。





電話でお聞きしたことを 鹿児島に送って 赤ペンで修正していただき、
さらに便せん7枚!に 補足で書いていただいたものを 構成しました。
多美さんは、80才までは 毎年アメリカやヨーロッパを旅行されるほどお元気だったそうです。
81才で病気されてからは、弱ってしまってと書いておられましたが、
どうしてどうして 電話だと とてもお元気。 圧倒されっぱなしでした。
どうぞ お元気で。 また 愉快な話を 聞かせてください。    メリー・クリスマス!





| 長崎8人兄妹物語 | 10:12 | comments(0) | trackbacks(0) |

警察沙汰 その3

取調室 なう

ツイッターやってないが ちょうど組織NMPのサヨさんからメール来たので こう返信した。
組織NMPというのは 私が子どもたちとやっている サークルの 子どもたちがつけた略称で 
怪しい組ではないが 一応私がボスである。

「せ、先生 何やらかしたの? 身元引き受けに 行きましょうか?」
おちゃめなサヨさんは 機動力が頼りになる 若いスーパーママ。

いえ、私は 被害者です! 
 しっかしもう 1時間以上 この狭い 汚い 第1取調室に 拉致されておる。
今 刑事が 上司に呼ばれて 席をはずしてるので メールしてる。
隠しカメラは どこかな〜 キョロキョロ  まるで潜入ルポだ。 カシャ(笑)

あの 私服刑事2人 おまわりさん計4人 ガイガーカウンターくん1人と
奇妙な訪問者の殺到した 11月1日から その後は 何の連絡も報告もなく
(次の日 出頭せよって 電話来なかったので いかなかったが 何も言われなかった)
チャリも無事に戻ったし 自転車盗難事件はすっかり落着したとばかり思っていた 半月後の11月16日。 
「○○警察の ○○ですが 」 あの若いイケメンデカくんの 1人から また電話かかってきた。

「自転車持ってた男が 自分は盗ってない、別の人が乗り捨ててあったのを もらったと言ってたのが、
おたくの畑から 乗って行ったと 自白しました。
そこで 調書を 書き換えなければいけないので 申し訳けありませんが 明日 署に来られますか?」

え? ええ〜〜 めんどいなぁ。 チャリ戻ったから もういいよ〜〜。

「こちらに来るのが 無理でしたら お宅にパソコン持ち込んで 1時間くらいお話お聞きしても よいでしょうか。」
え? そ それは ちょっと・・・・
「わかりました。 行きます。」 

おババさまには おカミに弱い世代であることを鑑み 
「なんか この前の 自転車盗られたことについて 別のこともあるみたいで
警察行って 書類書かなきゃいけないんだって〜。」
と 珍しく正直に話した。
「へえ、大変なんだねぇ。 コワイねぇ。  別のことってなんだろう。
今は コワイ人が多いから あんたのいない時に 逆恨みされて 刺されたりしたら 大変だ。」

た、たしかに。 今は ありえない とは言い切れない世の中なところが コワイ。

まあ 犯人は ただいま 拘置されているので 大丈夫だと思いますが・・・・
おババさまの妄想フェチは 私の比ではない。

や、やっぱり 正直に言うんじゃなかった。
クドカン(宮藤官九郎)脚本の 今期テレビドラマ『11人もいる!』の パパのセリフ
「時々ウソを混ぜるな! ややこしいから 全部ウソにしろ!」
を 思い出した。(笑)

「だからいつも 言ってるんだよ。 老人一人置いて あんたはいつもさっさと出かけるけど、
今は物騒な世の中だから 甘くみると ひどい目に遭いますよ。 もう出歩いてる時代じゃないんだ。
女は家を守るのが 仕事でしょう! 
あんたが帰ってくるまでに 私が死んだら 腐っちゃうと困るから いつもコタツの電気切っておくんだ。」

は、はぁ・・・・・す、すごい設定だなぁ・・・・
出がけに 気味の悪い シュミレーションするの(いつもだけど) やめてくれないかしらん。

おババさまは 私に輪をかけた ストーリーメイカーで、
我が家の十大ニュースでは、我が家の脚本家を凌いで 脚色賞を 受賞した。(笑)

おババさまの 尋問に比べれば 警察の方が ましだ。 私は いそいそと 出かけた。
刑事課に通されると この前の イケメンくんも 今日は制服着ている。 やっぱ刑事だったんだ!

「ここは 隣の K市や M市に比べたら のんびりして 事件も少なくて よいでしょう?」

狭い取り調べ室の 空気をなごませるために 私から刑事さんに 話した。(なぜ私が?)
「ええ、まあ、のんびりして 働くには よいところですね。」

「自転車の盗難くらいで 刑事さんが 動くなんて 何か別件があるんでしょう?」
尋問好きの私は  すかさず探りを入れる。

「あ まあ。 ホームレスの方なんですが 空き家に 不法侵入して 近隣からも 苦情が来てましたので」
なるほど。 しかし まだなんか 隠してそうだ。 正直に吐け!(笑)

それから 1時間あまり 家族構成年齢から あれこれあれこれ 聞かれて 
刑事くんは パソコンに打ち込む。

「私は ○○ 何番地に住む 主婦で 夫は何才で 母は・・・・」

はあ? 私の 身の上話から始めるのか? かんからかん 見ろよ。
ストーリーと言ってたのは これか。 また 小学生の 作文教室だ。 

「そこで 私は あら 自転車は?と思い 道路に出て 自転車がないことに 気づき・・・」 と刑事。

いやいや 「あら 自転車は?」 なんて 思ってないよ。
ただ 音がしたのに 誰も来ないから どうしたかと思って 道路に出ただけ。

 「私は自転車が盗まれたと思い 前を見ると 男の走り去るのが見えました。」

ちがう! 盗まれたと思って 前なんか 見てない。 前を見たら 男が自転車こいで去ってたから
「あ 私の 自転車が 盗られた!」って わかったんだ。

いつも文章書く時  自分が最初に思ったことと 後から 色々情報得て 考えたこととを 区別したい
私。 なんで そこは こだわる。

人間の 最初の 言葉にできない直感 皮膚感覚 と 文字に整理された 文章は 微妙にズレるからね。 
だから 時系列にこだわって ダラダラ わけわからなくなっちゃうのよねぇ・・・
あ 私の文章教室は さておき・・・

作文教室で ストーリー作れるなら えん罪なんて 簡単じゃね? と思った。
我が家の ストーリーメイカーを連れてくれば ちょちょいのちょいで すごいドラマを 脚色してくれるのになぁ。

それから 現場の 見取り図書かされたり 犯人に 望むこと?? 言わされたり
プリントアウトして 声に出して 朗読して 署名したり

プリンターのインク交換に手間取って 待たされ 
結局 2時間もかかって 警察を出たら 真っ暗になっていた。

あ〜あ せっかく 公然と 家出したのに 寄り道もできず・・・・・ 
ま 社会勉強になったから いっか(なんの?) 次の尋問の待つ我が家へ おとなしく帰った私でした。

                                                      the END 





附記
 今 長崎八人兄妹物語 に関連するヒントがあるかと 松本清張『神々の乱心』を読んでいるので 
警察とのやりとりに ハマってしまった。(笑)
こんなことしてる 場合じゃない! 
子どもたちには 発表会前で セリフ覚えろって言ってるのに、なぜか 肝心なことから 一番遠いことに ハマル私。 
さきのB型の本には 喪中から年賀状出さなくなる って項目アリ。 (爆) やらなきゃ・・・










 
| おばんの歯ぎしり | 10:20 | comments(2) | trackbacks(9) |

警察沙汰 その2

「お母さん 警察手帳見せてもらった?」  ・・・・・・・そういえば、見せてもらわなかった!!
「そういう時は せめて 名刺もらうんだよ。」・・・・なるほどね。 無防備にもほどがあるってか。
後で 娘2人に 突き上げられた。 

そういえば、つい先日も 夜 ピンポーンって 若い男の人が玄関に来て 
「ちょっと来てください」って外に誘い出されて、
「お宅のドブ 放射線量が 高いですよ」って カウンター見せられた。、
「お母さん、無防備に ついて行っちゃ 危ないよ〜。 どんな人か わからないでしょ!」 って 娘に叱られたばかり。

放射線量高いって 東電に言っておくれよ。 自己責任か? こっちは 被害者だぜ。
物騒な 世の中になってきた。 基本 みんないい人って思ってる ノンキなおばさんは 
いったい誰を信じればよいのだろう。

11月1日 「○○警察のものですが・・・」 と 若い男が2人 我が家の玄関にやって来た。

「自転車 盗難届け出されましたよね。」
「はい」
「自転車 見つかったんですよ。」
「わぁ 見つかったんですか。よかった〜〜!」
「最初に盗んだ人が 乗り捨ててあったのを 別な男が 自分のものにして 持ってたのをつかまえたのです。」
「まあ、 ありがとうございます!」
「自転車の盗難ってそういうケースが多いんです。」
そうなんだ。  

しかし、私のぼろチャリごときで この人たちは・・・・・ 私服の刑事か?

でも確かに この前 両津似のおまわりさんが 長い時間かけて書いてた 私の盗難届らしきものを 見ながら聞いてたし、
盗難届け出すと 全国手配になるって おまわりさん言ってたから、さっそく 私服刑事が来たのかと 私は思った。

しかも ちょうどうちの息子と同じくらいか もっと若いイケメンのさわやかな お兄さん2人でぇ ♪
こっちの盗難届けに対応して 親切に動いてくれてるんだから 疑うのも 悪いかな〜〜と思って・・・・
(こうやって オバサンはオレオレ詐欺に騙されるのかも。 オバサンは 息子と同じくらいの若者に弱い。)  


 「で、その男が 今 駐車場の車にいるんですが、
おたくの前を歩かせたらこの男だって 確認できますか?」
 
え? ええ〜 でもそれ ちょっとコワイなぁ・・・・その人に後で恨まれたらイヤだしぃ・・・・
畑の柵ごしに 自転車で 通り過ぎるのを 何気なく見てただけだから・・・

「じゃあ この男ですか?」若いイケメンくんが デジカメの写真を見せた。
「あ そうかも。」
「じゃあ、15枚写真を並べた中で、この男だって限定できますか?」
 
え? ええ〜〜 ちょ ちょっと待って。
ユージュアル サスペクツ? ・・・・・・・

何か別の事件で 追ってた犯人なのか??
刺激のない 田舎のおばさんは ドキドキしてきた。

「じゃあ、後で 調書取りたいんで 夕方お宅に1時間くらい お邪魔してもいいですか?」

え? ええ〜〜 今日に限って ダンナが遅いし いくらさわやかなイケメンくんでも
ほんとに この人たち ケイサツなんだろうか・・・・ (ここで初めて不安になる)
家の中に上げて 居座られても 困るし、 第一 オババさまに なんて言えばいいんだ?

「調書なら この前 書きましたよ。」
「あれじゃ ちょっと 足りないんです。 犯人を罰するのに 適切な ストーリーがないと・・」

え? ええ〜〜! ストーリーって・・・
「いや、私は自転車が見つかればいいんで 別に罰しなくていいです。」
「いや、反省してもらわないと。」
「もう反省したでしょう、きっと。」

クサイ。 なにか事件が隠されている。

「ちょっと これから 買い物に行かなきゃなんでぇ・・・」
「じゃあ 後で また携帯に電話します。」

私の携帯を知っているのか?!
あ、そうだ! 家電だと おババさまが出たら困るから 盗難届けに携帯番号書いた。(爆)

2人は去って行ったが、 念のため 駐車場まで こっそりついていくと 
警察の車じゃない 普通のワゴンに乗り込んだ。 私服は、車も 私服か? 
これじゃ 刑事だって 判定できないじゃないか・・・・ 

夕方 買い物していると 携帯に 警察から 電話かかってきた。
「今から 警察に 来られますか?」

え? え〜〜〜! 出頭すべし??
だって 母に 買い物って出てるから 遅くなると 心配するしぃ、
(最近 犬の散歩でも どこまで行ったんだって 時間計ってるから)
「買い物 一度家に置いて 来られませんか?」

え? えええ〜〜! 執拗な! 
明日の午後なら と言って ともかく 今日は 許してもらった。
でもまあ 警察署に 彼らがいるなら 刑事と判定できる。

「じゃあ ちょっと電話でお聞きしますが 自転車が盗まれた時 あなたが見た 自転車で走り去る男は、
実は 横の道から 出てきた 別の男だったのでは ありませんか?」

え? ええ〜〜!!
って 私は 自転車盗まれた 被害者じゃなかったっけ?
なんか 取り調べを受ける 容疑者の気分だなぁ・・・

いや 絶対に 乗って行った男だ。 

「あなたの盗難届けによると 5分くらいしてから あれ?と思って 見に行ったら 自転車がなくて
前を見たら 男が走り去るのが見えた。って 書いてあるんですが
大の男が5分も 自転車で走ったら かなり行くと思うんですよ。 もう いないのでは?」

た、 たしかに・・・・・  
そう言われれば そうだ。 人間の記憶は いい加減なもんだ。5分ではなく1分なのかもしれない。
最初 自転車取られたのは 昼前って 書いたんだけど
携帯の発信記録を確認したら 11時35分には 娘たちに チャリぬすまれた〜って メールしてたから
チャリ盗られたのは 11時30分頃だった。
 
家に帰ると また警察から 電話。

「調書に訂正の判を 押してもらいたいので 今から お宅に伺います。」

え? どういうこと?

家に来たのは 白い制服の人。 駅前交番の 両津さんとは 違う。

「あなたの 目撃情報 40〜50才の 男 ってとこに 訂正印を 押してください。」

40〜50才っていうのは 確信はない。 だって男の年齢って わかんないしぃ〜〜
私は よくわからないまま 二重線を 引いた上に 判を押した。

でも・・・・私が 言ったことを 私がよくわからないまま 訂正して 判を 押すって どーゆうことだ? 
いいのか? これなら 書類改ざんなんて 軽くできるではないか。
 
「さっきも 刑事さんみたいな 私服の2人が来たんですけど」
制服の 人は 「そうですか。 それは 聞いてませんが。」

え? えええええ〜〜?  私は青ざめた。 
じゃあ、さっきのイケメンの2人は何者?

その日は なんだか ありえないほど 次々 訪問者があった。
三谷幸喜に シチュエーションドラマにしてもらいたいほどだ。

ピンポーン なんと 先日の ガイガーカウンターくんまで 来た。
 
な なぜ このタイミング?? 

「お宅のドブ まだ 放射線量高いですよ。」 また言われた。
イラっとしてきた。 
「自治会と市役所に頼みますから! 団地の方ですか?」 
八つ当たりに近いが 急に高飛車になって 名前を聞くと 団地の人だとわかり ちょっとホッとする。
ご親切にありがとうございます。 
放射線量って 自分で計りたいと思ってても 人に言われると けっこう困るもんだと わかる。

そして 夜の9時。 電話が鳴る。
「○○警察ですが 自転車が見つかりました。今から お届けに伺います。」

え? ええ〜〜! 今から?
「今日は 昼間 私服の刑事さんみたいな人も2人来て さっきは調書訂正してくれって来たんですよ。」
「それは聞いてませんが、私たちは 制服着てますから ご心配なく。」

え? ええ〜〜!
湾岸署ならともかく こんなカントリーな警察で ショカツと キャリアと ケイカンの連携悪すぎだろ!
事件は 現場で 起こってるんだぜ。

ピンポ〜ン 
チャリは 無事だった。 おまけに 前の篭に 錆びた鎌まで 入ってる。 乱用されなくて よかった。

書類に判を。 一般庶民は 書類に弱い。 判をと言われれば すぐに判を押してしまう。
ああ、こうして 父も 数々の書類に騙されて判を押したのだと 今更 悟る。

「なに? どうしたの? なにかあったの?」

ちっ、まずい! なんでこのタイミングに! 
トイレに立った おババさまと 夜の9時過ぎに 玄関にいる 制服の警官が 鉢合わせ。

「あ、じ、自転車なくなってたの、見つけてもらったの・・・・」 
うう 隠蔽が バレた! (爆) 明日のおババさまの お説教は これだ・・・・ トホホ

                                             (to be continued again)



 
| おばんの歯ぎしり | 11:54 | comments(0) | trackbacks(1) |

警察沙汰 その1

ああ いい加減 年賀状やらなきゃなぁ・・・・
今年は 震災と原発で 喪中の気分だし 省略しちゃだめかしらん。
あ 去年も 喪中で 欠礼はがきさえ 欠礼しちゃったから やっぱダメか・・・・

先日 ある店でご飯食べたら 目の前に B型の本 自分の仕様書 ってのがあって (血液型占い大好き♪)
 ヘンって言われると ちょっと嬉しい。 → YES!
ありえない体験が多い。 →  YES!
 

ブログのネタのために やっているわけでは決してないが、 振り返ると 2011年もたしかにありえない体験が多かった。
新春10日に ピーポーピーポー♪ 意識ないまま救急車で搬送され(爆)
 ありえない震災 ありえる原発事故 ありえない対応を経て 
なんとか 今年も終わりに近づいたある秋の日
なぜか ありえない警察沙汰に 巻き込まれた!  

ことの起こりは 10月25日。
川ベリノ畑で いつもの悩(農)作業、草を取っていると ガチャンと 自転車のスタンドを動かす音がした。

「誰か 来たのかな?」と 思いつつ、誰か来た時は 畑に上がってくるので 
(うちの畑は おババさまの 姪っこの地所で、宅地なので 道路より70センチ位高くなっている。)
そのまま作業を続けていたら、  「なんだ鍵 かかってない」という 男の声。
それから 男の人が 自転車で 畑の前を こっちを見ながら通り過ぎ
私は 「こんにちわ〜」と 草取りの手は休めず 会釈。 見かけないおじさんだなぁ・・・・


「あれ そういえば さっきのチャリの音は? 誰も来ないじゃん」と ふと立ち上がって 道路に行くと
「え? ええええええええ? 私のチャリがない!」

前を見ると 男が  川ベリ(用水路)沿いの 直線道路を チャリを漕いで 行くのが見える。
イタリア映画 自転車泥棒のように 追いかける 瞬発力もなく、
「チャリ盗まれた〜 しかも あいさつした〜」 
自分の間の抜けた展開を 娘たちに メールした。

しかたなく 歩いて家まで帰りながら、チャリは 駅前に乗り捨てていく場合が多いから
駅前交番に電話しておこうと あてずっぽうで 市外局番と110に 携帯からかけたら
「ハイ千葉県警です! 何か事件ですか?」

「ぎゃ ハ、ハイ、私には事件なんですが たいしたことはありません。 す、すみません」と
あわてて 切った。

みなさん、チャリ盗まれて 110番しては いけません。 (汗汗)

家に帰ると 私にしては 珍しく 防犯登録の書類がすぐ見つかったので、こんどこそ交番に電話した。 
ふだんは無人の 駅前交番(事件ないもな〜)に 珍しくおまわりさんがいて 午後から 家に来てくれた。

「盗難届け 出しますか?」
「はあ、私は チャリが見つかればいいんで どうでもいいんですけど〜、どうせぼろチャリだし。
ただ 駅前かどこかに 乗り捨ててあったら 知らせて欲しいなって思って電話しただけです。」
「被害届け出すと 一応 全国手配になって けっこう めんどくさいんですよ。」
ぜ、全国手配? そうなんだ。」
「現場に行って、現場検証もやらなきゃいけません。」
「そ、そうなんだ・・・・どーしようかなぁ・・・・」

こち亀の両津に似た感じの 若いおまわりさんは 人はよさそうだが 職務には あまり熱心じゃないみたいな口ぶり。
手続きがめんどくさくて 諦めさせるのは まるで東電の 賠償請求書類みたいだな〜〜
 
そもそも 家の前に 警察のオートバイが止まっているだけで 人目につくし、
(現にお隣のおばちゃんに 何かあったの?って聞かれた)
おババさまにバレたら 大騒ぎで 「ふだんの用心が悪いからだ」とか 毎日叱られるから イヤだな〜〜。 

こうやって 事故は 一番身近な人に バレたらまずくて 隠蔽されるんだな〜 きっと。(笑)

「そちらが めんどくさいなら いいですけどぉ・・・私は ただチャリがあればいいんで・・・・」
「ただ盗難届け出してないと 我々は 探さないんで。」

え? そうなの? ありましたよって 教えてくれるくらい いいんじゃない? お役所仕事過ぎない?

「じゃあ 盗難届 出します!」

って ここからが 長かった。 

プリント1枚に書き込むのに 書き方迷って 何度も消して ちんたらちんたら
まるで ひさしぶりに 小学生の宿題を 見守る 母親の気分。(爆)

そもそも おまわりさんが 書き方迷ってる場合じゃないでしょう。
いくら ド田舎といえ そんなことしてたら 犯人逃げちゃいますよ。

しかも 目撃情報とかいって 男の着てた服とか 年齢とか聞かれると 私も 意外に 覚えてない。 
なんか白いシャツにズボンの 通勤前のサラリーマン風だったような・・・
それにしては 野外労働してるみたいに 顔が日に焼けてたような・・・・
40代くらいに見えたけど・・・・イヤ もっとおじさんだったか・・・・

そんな 自分に関わりある人と 思ってないもんね。 人間の記憶って いい加減だ。

そこから 畑に行って 現場検証。 道路の距離を測ったり けっきょく1時間以上 かかった。(汗)

これまで 川ベリノ畑に ずっと自転車で通っているが 鍵なんかかけたことない。
でも 確かに 知らない人から見れば 空き地に ぼろ自転車が乗り捨ててあるように 見えたのかも。
しかも ちょうど 自転車を止めた位置に 桑の木があって 畑でしゃがんでいる私は 見えない。
ちょっと拝借って 駅まで乗って行ったのかもね〜〜。  

めんどくさい 手続きがやっと終わって それからしばらく連絡ないし、 
家中すべてに 細かいチェックが入る おババさまからも 「あんたの自転車どうしたの?」って聞かれないし
すっかり忘れてたんだけど・・・・

ピンポーン♪
「○○警察のものですが・・・・」
クールビズなイケメンの 若者が2人、我が家の玄関に現れたのは 
チャリ盗難から1週間経った 11月1日のことでした。  
                                               (to be continued)





 
| おばんの歯ぎしり | 07:34 | comments(0) | trackbacks(4) |

冬の庭 葉ぼたん

日曜日に やっと ベゴニヤのプランターと チューリップのプランターを 入れ替えました。
春から ずっと 今まで! ベゴニアが咲き続けたのです。 
先週の寒さで  霜がおりて 凍ったように みっともなくなったので やっと?交代してもらいました。
緑色の おいしそうな葉は 桜草のこぼれた芽を オババさまが 何度も植え替えたものです。
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それにしても この夏の はんぱない猛暑を よく凌いだ。 すごいぞ! 植物たち!
ハイビスカスも 小さな鉢植えなのに 次々花開いて まだつぼみがある! ナスタチウムもまだ咲いています。



11月のある日、おババさまと たくさ〜ん苗を買ってきて 冬モードの 花に植え替えました。

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それでも 通りがかりの人が 足を止める 真っ赤なコリウスや 
夏の間中 ずいぶん楽しめた これ なんて花? も1メートルぐらいまで 伸びて 
先週 霜が降りるまで咲いていたんですよ。  すごいねぇ 植物って。
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冬の庭 の 一番のにぎやかしは 葉ぼたん です。
観賞用花キャベツみたいなもんですが、 丈夫で霜に強いし お正月らしいでしょ♪

今年は ミニ葉ボタンが 流行みたい。
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ミニシクラメンと寄せ植えしたい細かい花は 白雪姫っていう新種? 見たことないから 思わず買ってしまいました。 
豆科みたいな 花なんだけど 頼りなげでいいでしょ? 
去年くらいから やっと 庭の花を 私がいじっても 許されるように なりました。

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右側は10月に咲いた新種のバラです。 今年は さざんかも たくさん 咲きました。
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紅葉も すっかり葉が落ちて  庭はやっと 冬らしくなりました。
ピラカンサスの 赤い実が まだ 鳥に取られずにあるのは 田んぼにまだ落ち穂があるのかな?
おばばさまは 鳥は敏感だから 放射能汚染の実は食べないんだよと 言ってますが・・・・ 
笑えないですね。
 日曜日の 皆既日食 すばらしかったね! 冷たい風は 身を鍛えます。

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| おばんのお花見 | 12:14 | comments(0) | trackbacks(1) |

Chim↑pom LEVEL7 feat.広島!!!! 丸木美術館

埼玉県東松山の 丸木美術館にて 12月10日(土)〜18日(日) あさってから 

「Chim↑Pom LEVEL 7 feat.広島!!!!」

開催されます。
丸木美術館学芸員日誌より  

2008年10月に広島の原爆ドーム上空に飛行機雲で「ピカッ」と書いたことで社会的騒動を巻き起こし、
今年5月にも 渋谷駅に設置されている岡本太郎の壁画 《明日の神話》に
福島原発事故の絵を付け足して物議を醸した若手芸術家集団Chim↑Pomの特別展示を、
丸木美術館で開催することになりました。 

きっかけは 、「ピカッ」騒動で発表の場を失った彼らに対し、
当時の針生一郎館長が発した 「丸木美術館でやってもいいよ」という言葉でした。

約束通り、針生館長は理事会で 「Chim↑Pom展」の開催を提案。
残念ながら館長本人は2010年5月に亡くなりましたが、 その言葉はChim↑Pomにとって励みとなり、
展覧会の実現に向けて 大きな力となったのです。

今回の展覧会は、Chim↑Pomがヒロシマからフクシマ、
核や放射能と日本の関係をテーマに制作してきた活動を すべて見せる初の機会であり、
彼らの活動の集大成となります。

初日の12月10日にはオープニングイベントとして、
Mr.Childrenのプロデュースなどで知られる音楽プロデューサーの小林武史と
Chim↑Pomによる初のコラボレーション、即興パフォーマンスを行います。

会期最終日の12月18日には二部構成でのトークショーを予定しています。

出演者はいずれもヒロシマ、フクシマに対してアクションを起こしている方々で
悲劇的な放射能事故が起きた一年を振り返り、未来への礎にするイベントになりそうです。

オープニングイベント 小林武史×Chim↑Pom「LoVe 7」

日時:12月10日(土)午後5時開場、午後9時閉館
料金:1,000円(展覧会入場料、ドリンク込)

最終日トークショー

日時:12月18日(日)
第一部:午後1時〜午後2時30分
第二部:午後3時〜午後4時30分
料金:900円(展覧会入場料でご覧いただけます)

〈第一部〉
出演:山下陽光(素人の乱)、Chim↑Pom、ほか、スペシャルゲスト予定
3.11以降の原発問題に対して、象徴的なアクションを起こした当事者たちによる座談会。
あれから何が変わり、これからどうなるのか? 今年を振り返りながら未来を語り合います。

〈第二部〉
出演:東琢磨(ライター、音楽・文化批評/ヒロシマ平和映画祭実行委員会事務局長)、山下裕二(美術史家、美術評論家、明治学院大学教授)
司会:阿部謙一(「なぜヒロシマの空をピカッとさせてはいけないのか」編集者)
聞き手:Chim↑Pom
広島出身の文化系評論家2人による対談。
広島の感情、これまでと今後、広島における文化の話などを通じ、今後の日本の被爆問題への展望を考える。
                                           以上 丸木美術館学芸員日誌より

展覧会 詳細  http://www.mujin-to.com/hiroshima/

丸木美術館アクセス  http://www.aya.or.jp/~marukimsn/top/riyo.htm#access



Chim↑pom って 名前の響きが 好きだ。 どういう意味なのかな? 
由来は知らないが ちんけな地雷踏んで Bomb!! みたいな(失礼!) 炸裂感がいい。

実際 あちこちで 地雷踏んで(比喩的だよ) お騒がせしてるらしい。

このブログのタイトル かんからかんのかあん は 宮沢賢治童話『かしはばやしの夜』からの 借用で
お盆に ヒエの土寄せしている 木こりの清作を 「うこんシャッポの かんからかんのかあん」って
かしはばやしの夏まつりに誘う 画かきの 揺さぶりの言葉。 
揺さぶりのない 芸術なんて 意味ない って思ってるから 
お騒がせしてる時点で けっこうイケてるのかもしれない。

Chim↑pomのこと 去年の秋まで 全然知らなかった。
 娘に これ読んでと 差し出された 『なぜ広島の空を ピカッとさせては いけないのか』
いや そりゃあ ダメでしょう!って 一応 ヒバクシャの娘は 思ったけど・・・・

本読んだら 本の表紙みたいに 青ざめた。
なんで 青ざめたのか 1年考えたけど うまい言葉がみつからない。

心臓ぎゅっと わしづかみにされるような
からだじゅうの組織作ってる DNAが ヒリヒリ逆立つような 
恐怖感。

戦う相手 ちがうだろう〜〜〜〜!!    って 思った。  いつも 戦う相手を すり替えられる。 

311福島後の状況を見ても 日本人が戦っているのは いつも 
思考停止を強いる体制、 なだれる世論、 真逆に高圧的になって共食いさせる体質、 
いつのまにか思考停止になる自分
 
なんだな〜 って 泣きたくなる。 


ところで 丸木での展覧会は 
きゃあ 12月10日 オープニングのゲストは な なんと 小林武史さん〜〜! 
原爆の図の前で? ピアノ演奏するらしい。
また やられちゃった〜〜。

大好きな ミスチルの 音楽プロデューサー! ということさえ 知らなかったけど
3月の 余震と 原発事故の不透明性に 一番不安だった時期に 
chim↑pom エリイちゃんのツイッターか何かで 
初めて小林武史さんがやってる エコレゾウェブというサイトを見つけて
緊急会議 「これからのエネルギーについて ぼくらができること」 
って対談を  ずっと follow してきた。
(このブログでも 何度も 読んでください!って ゴリ押ししてきた。)

小林武史さんの 起動の速さと 対談した人たちとの 実践的な展開は ほんとに驚嘆に値する。

  3/16 鎌仲ひとみ candlejune 3/18 田中優 3/30 箭内道彦 4/7 飯田哲也 
   4/14 高見幸子 4/21 河野太郎 5/12  瀬戸内寂聴 5/15 小出裕章 5/23 桜井和寿
  6/7高橋美加子(南相馬) 6/17山戸孝(祝島)小出裕章 7/13Chim↑pom 7/14 宮台慎司

小林武史 エコレゾウェブ  http://www.eco-reso.jp/feature/love_checkenergy/

小林さんが 原爆の図の前で ピアノを弾く? なんて・・・・・ ぞわぞわ 聴きたいな〜〜〜

動機はなんであれ(笑) Chim↑pomや 小林武史さんに 引き寄せられて
たくさんの人たちが 丸木美術館に 足を運んでくれたら それだけでも いいな。

原爆の図を描いて ずっと原爆 原発に反対してきた 丸木夫妻。
原発建設分の 電気代 支払いも拒否して いまだに 冷房も暖房もない!! 
だから 12月は めちゃ寒い丸木美術館に 
「一度は 行きたいとは思ってるんだけど 遠くてねぇ」 って 思ってる中高年も 若者も
はるばる足を運んで そこで 震えたり 何か 感じてくれたらな。

ヒロシマ ナガサキ フクシマ ・・・・・  思考停止 しないために・・・・・

 




附記
去年 丸木美術館で 平川恒太くんと 卯城くん 花房くんの トークがあった時 
初めて Chim↑pom リーダーの 卯城くんに会った。

chim↑pomの 一人勝ち って意見が 会場から出て
思わず 「そんなこと 言ってる場合じゃない! 丸木夫妻の 原爆の図に 圧倒されてる場合でもない!
あの原子野でも 生き残ったら 生きていかなきゃいけない。
何もない 荒野で 自然の木ぎれや 石ころをつかって 子どもたちは 遊ばなきゃ 生きていけない。
そういう 子どもたちへのアートプログラム 全国の美術館に 毎月プレゼンして 自分たちでやれ!」
って 言ってしまった。 

まさか ほんとに こんな荒野に たくさんの人たちが 立ち尽くすことになるなんて・・・





 





| おばんのごり押し アート | 12:24 | comments(1) | trackbacks(10) |

ものがたり文化の会かたつむり楽団デビュー!白いうた青いうたフェスin鎌倉

いざ 鎌倉!
12月4日 日曜日 白いうた青いうたフェスティバルin 鎌倉で 歌って来ました♪
今年の冬から 再興した ものがたり文化の会合唱サークル 
あかねちゃんの 命名による かたつむり楽団 デビューです!

鎌倉芸術館は すっごい大きな ゴージャスなハコ(会場)ですよ。
 
1500人の客席は 2階席まで たくさん入っています。

しっかし 子どもたちは ビビることもなく デビュー戦も 余裕です。

練習だって 1月8日 年始発表会で 歌う歌を 歌ってるし(笑)
人数も なぜか 練習より 倍加しています。 (と、飛び入り多いな〜 笑)
                      

からだ こちこちだと 声出ないんで・・・舞台の上での ぶんらぶんら体操も 恒例になりました。


さあ 歌うよ♪  1曲目は なまずのふろや

ピアノは ばんち♪  初代合唱サークルでは 高校生でした。
今は2人のママになって 譜めくりボーイ?が ついてますね。           (たまごちゃん撮影)



2曲目は ぶどう摘み

子どもたちで 1番を歌います。        
あかねちゃんも ひざまづいて リード。



 だれのために ぶどう摘むの だれのせいで 四角な露
 だれのために はさみならす だれのせいで みどりの虹
        
                                                                     ぶどう摘み より 谷川雁作詞
                                                   新実徳英作曲


こどもたちが 歌う 切ない 恋の歌 2番は 大人で。


ズンチャッチャ ズンチャッチャ♪ 8分の6拍子の 踊りたくなるリズムに乗って 青い花


ひめやかに やさしく 恋のたね 埋めたので
ひめやかに やさしく 恋の草 芽を出した

                                     青い花 より 谷川雁作詞 新実徳英作曲


雁さんには めずらしく 恋なんて字を使って ベタな恋歌ですが
かもめなく 町の影 吸わせたなら いつひらくだろう
と 歌うとき いつも 鼻が つんとなる。

ひとしずくの 南の海
 きみの目にゆれるとき 青い花
やられた〜 また 南の海が 仕掛けられてたか。

メロディに乗って 意味もよくわからず 歌っていても たねは仕掛けられてる。
歌って 時限爆弾なんだよ♪ 

 
 写真撮影 ゆたかくん

初めて聴いた 私の知人から 「合唱というイメージが変わったというか、とても自由な感じが良かった…声が前に出てて かなり練習されたでしょ?」と 感想をいただいきました。 が・・・・ 

毎週お稽古してる 合唱団と違って 
ものがたり文化の会は 宮沢賢治童話をからだで表現する人体交響劇がメインで  
発声練習も まったくしてないのです。 練習も 11月半ばに 1回だけ。 テヘ ペロ(笑)
 歌には なじんでいるので 元気だけは あります! 

この白いうた青いうたが 生まれた時 大学生で ソロを歌った あかねちゃんのもとに
初代合唱団メンバーも何人か 子連れで参加して 感無量でした。 

去年は 千葉県野田市でも立上がった 白いうた青いうたフェスに 
あかねちゃんとねもとパーティで12月に出演したため 鎌倉フェスは 出なかったのですが、
鎌倉フェスは 親子合唱が増えた気がしました。

「ぼくたちは 30年前は かいわれボーイでした」 なんて おじさんのセリフが入ったり
会場から パーカッションが 飛び入りしたり え? そんなことやっていいの? って演出が増えて
これって あかねちゃん効果? って思ったのは 私だけかしらん。
(なんせ ねもとパーティと花畑パーティで出た時は 自転車でにげるで 
自転車のハンドルとベルで子どもたちが登場したのです。)

でも圧巻は なんといっても ムジカおさらぎと 早稲田コールフリューゲルシニアOB会の 南海譜




参加資格60才以上の ムジカおさらぎ120人(団員は330人いるそうです)が
わかいおやの 声の泡立ち 孫よ孫よ 同じ年ぞ  毎年 泣いてしまいます。
初めて親子で 参加した ばんちのママ友 かよさんも 
南海譜で 3回泣いてしまったと 言ってました。

そう 今年は 中学生の南海譜も 聞けたのです。



横浜国立大学付属鎌倉中学校は 2年生の有志で 3年生が引退して 初めての舞台だそうですが 
ボリュームがあって すばらしかった!
小さな法螺を ジャジーなピアノで(中学生とは思えない鳥肌もんです!)
 指ならして スウィングした時は ほんとに ノリノリ♪
新実先生も 思わず壇上に駆け上がって 自分でピアノを弾いて コラボしちゃいましたね。

最後に いつもは『卒業』を全員で歌うのですが、
今年は 福島の詩人 和合亮一さんが ツイッターで公開した 詩に
新実さんが 3月に曲をつけて youtubeで 発表したという つぶてソング『あなたはどこに』を 
会場全員で歌いました。 

歌には 力があります。 毎年 白いうた青いうたの ポリフォニイに パワーをもらいます。
聴きに来てくれたみなさん ありがとう!


 

| がやがやがやがや | 12:00 | comments(4) | trackbacks(2) |

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