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「すうぷ」 のために 展  詩と アートと イートの日

ぱくきょんみさんからの お知らせです。


このブログでは なんども 高校の同級生 ぱくきょんみさんからのお知らせ を出しているが、
詩人の きょんみさんの 著作 本そのものの 紹介は いつも 後回しになってしまう。
彼女のエッセイ集 『いつも鳥が 飛んでいる』は、私が 一番最初に 紹介したかった本で、 
ブログを始めた 去年の春から おばんのゴリ押し 本の 一番に 入ったまま 未だ 非公開だ。
こちらの力不足・・・・というか、自分の中に流れが来て、書けそうな気がする、と思うと また流れが引いてしまって・・・
1年以上 先送りされている。

高校の同級生 と騒ぐほど、 私たちは 当時仲良しだったわけでなないし、実はあまり話したこともない。(笑)
なんか 一瞬 剣道部で 一緒だった気もするが よく覚えてない。
NHKに映った駒場高校の文化祭で、私とヨウコが ガリ版刷りの詩集文集『さぼうる』を 地べたで売ってた時、
きょんみさんも 自作の 詩集を 売ってたから
「ムム おぬし やるな」みたいな つばぜり合い(剣道用語。ツバの かけ合いではありません)な気分は あった。 
その後 「え? アイツと?」 って ヒソヒソした 同級生のアイツと、今でも コラボを続けているところに 敬意を表する。(笑)

話それるが、高校生の頃、仲良しだった(ような気がしてた)友人たちは、
私が このブログを始めてから、なんだか 敬遠 敬遠 「またチエが・・・・ハイテンションで・・・・しょうがない」 みたいな? 
こっちの calm down を 待っているのか? 4ボールで とりあえず 歩かせとけって 感じだ。(笑)
ともあれ 打ち返してくれる同級生は、例えば たまごちゃんとか ゼンセイとか、
高校時代は 一度も 口もきいたことない 人だちばかりだ。(また それ?って えりこに 笑われる。)

その点、きょんみさんは、このブログ かんからかんのかあんを 宣伝媒体として よく利用してくれるので、 最近 やりとり多い。
しっかも 活躍してるから、 こっちの紹介が 追いつかない。(汗) 
長年の悲願 池成子先生の 楽譜集『ソリの道をさがして』も出したし カラク保存会のカヤグム公演も 盛大に終わり、
今年は きょんみさんも 大きな しごとの年だったなぁ と 傍で見ていても ほっとする。
(そうそう うちの 娘が 和光大学で きょんみさんの 詩の講義を 受けている。 なんという 巡り合わせ。 笑)
ここまでは アペリティフ。 ここから スープです。↓

きょんみさんの 本のタイトルが  好きだ。
すうぷ、 庭のぬし、 そのコ、 れろれろくん、 ねこがねこ子をくわえてやってくる・・・
彼女は詩人だから、言葉の選び方に心を砕いているのは 当然なのだけれど、
キャッチィ好きの 私を  いつもそそる。

きょんみさんの 処女詩集が 『すうぷ』 だということは 味わい深い。
まぁ 半世紀も生きてみれば 酸いも甘いも 多少の味が 出てこようが、
『すうぷ』 は、今 読み返しても あっぱれと言うしかない。

  MAY
   彼女が
   股をゆすいでやって来るのは
   もう昼すぎ

   白い大根うす切りして
   肉汁にうかべるのが 好き
   
   街の不幸を喋ろうと思った
   この街で
   かたわが死ぬんだけど
   みんなは
   庭の手入れにいそがしい      (後略)  『すうぷ』紫陽社より



チェジュド(済州島)のシジャン(市場)で、包丁バキンと振り下ろしてた オバチャンの 気迫が 24才の彼女から 立ち上る。
彼女の エッセイを読めば わかるが、 きょんみは長女で、たくさんの兄弟の ごはんの支度から 世話から、
いつも台所に立って グツグツ煮える鍋を見ながら 世界を考えてきたんだ。

済州島の言い伝えでね、驢馬にうまれんかったから女に生まれたのではないかって・・・・」
 ごく幼いころから、家事を仕込まれてきた私が反旗を翻すと、母はこんなふうに糺した。
いや、自嘲気味に諭した。ここでいう家事、済州島の家での「家事」は、いまの日本の生活で一般的に
かんがえるものとはずいぶん違うものだと強調した方がいいだろう。
(略)家事の根がたいへん深い、のである。その根が伸びていくのは、祖霊信仰という地核である。

 ひとは生きて死ぬ。生きているひとと、死んでいるひとがいる。生者も死者もお互いを見守っている。
家族、先祖、そのつながりに、じぶんの生を照射させ、確認を重ねていく。

済州島の家では、そのつながりを確認する行事がなんとも多い。
たとえば、私の実家は、父が長男なので、(略)四代前からの先祖の祭祀(チュサ 日本の法事にあたる)を年八回おこなっている。
旧正月と旧盆(秋夕)にも 先祖まとめての祭祀の膳を用意する。(略)

長年、実家の祭祀に付き合ってきて、わたしはそこへ疑問や否定をぶつける段階はとうに終わっている。
この場を 真っ正面から 見据えるほうが、ここから逃避する手だてを画策するより、
心身のバランスに効能があることを獲得したからだ。

それは何よりも、この二十五年間 わたしの心身を深く養ってくれたのは、
朝鮮半島に伝わる音、舞、色、布、衣であることが大いにかかわっている。
地力は着実にひとをみちびくのだ。       『いつも鳥が飛んでいる』 序として 済州島より


この文章を読んだ時、私は くらくら めまいがした。
生きていく 方法論が あまりに似ている。

この 序文に書かれた 済州島に 25年前に 日本から来た友人たちが 私たちだということもあるが、
(そのことは また 先送りだな。 いずれ書く。)
なんだ きょんみと 私は、 玄界灘の あっちから と こっちから、 同じ トンネルを 掘っていたのか とさえ 思った。
そして 我が家の畑の 地力が育てた 大根と 長ネギを きょんみに 送った。 2005年の 冬のことだ。

だから きょんみさんの作る 大根のすうぷを のんでみたい。
韓国語で 美味しい(おいしい) は マシ イッソヨ = 味があるよ と言う。 

こうして 女たちは 立ち上る鍋の湯気をぼんやり眺めながら、 儀式のようにアクをすくい、
言わなかったこと、 言わずに済んだこと、  一番言いたかったこと を 今日も 流しに そっと 流す。
女たちの つくる すうぷは  マシ イッソヨ。



 「すうぶ」のために・展
2008年11月17日(月)〜12月6日(土) 馬喰町 ART&EAT

◎17日19:30〜21:00オープニングパーティー◎最終日16:00まで
◎詩とアートとイートの日*予約制(イベント中は参加者以外入場できませんので、ご了承ください)


「みんなでスウプを飲みながら、ばくきょんみの自作朗読を聴く会」

第1回11月17日(月)18:00〜19:00 スウプ調理:林のり子
楽曲 松村志野(歌)ツダユキコ(歌、ピアノ)武徹太郎(ギター)織田洋介(ベース)歌代隼人(トランペット)
第2回11月21日(金)19:30〜20:30 スウプ調理:小川美穂
楽曲:馬喰町バンド
第3回12月5日(金)19:30〜20:30  スウプ調理:ばくきょんみ  
楽曲:馬喰町バンド

* 各回定員25名 料金3000円(税込) スウプ、パン、ワイン1杯付き
お申し込みは、下記電話、FAX、e-mail(bakurocho@art-eat.com)にて承ります。

馬喰町ART&EAT 営業時間11:00〜19:00
ランチタイム11:30〜14:00 金曜/〜21:00 日曜/休廊
千代田区東神田1-2-11アガタ竹澤ビル202
TEL/FAX O3-6413-8049
map http://www.art-eat.com/main.html  


ぱくきょんみ の本は こちらから。 詩集 ぜひ お手元に 置いてください。
http://www.eris.ais.ne.jp/~fralippo/module/Product/paku/

 


 
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