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追悼上映 土本典昭の世界 ドキュメンタリーの海へ

水俣病の 記録映画を撮り続けた 土本典昭氏が 6月に亡くなった。

このブログで何度か本を紹介した 『花の谷の人々』『ふつうの生、ふつうの死』『やさしさのスイッチが入るとき』の著者で
ルポライター 土本亜理子の 父上だ。

ポレポレ東中野で、今週末から 追悼上映会が 開かれる。
土本典昭氏の全作品と この時代の ドキュメンタリー映画が 一挙に見られるよい機会なので、見てない方は是非見てほしい。




水俣病が 公害として認定されたのは1956年。
  「戦後は終わった」  と池田首相が 明言し、日本が高度経済成長に向かって行った年だ。 私の 生まれた年でもある。

土本 公害はすぐ社会問題なり政治問題になるわけで、それは非常に大事なことだけど、現実に不知火海で生きる、あるいは水俣で生きるものにとって、根本的には 公害の問題より あからさまな差別、おとしめられた地域の 文化の問題が 最も 基盤にあると思うんです。

そもそも ここの人たちの 不健康については、ちょっと目をつぶろうという意識が まかり通ったことです。
ですから、毒性のある廃液の垂れ流しを放置することになったんです。

だから僕なんかが許せないと思うのは、人間の生命にたいする極端な差別、第三世界的にチッソが 水俣に 君臨してきた
という歳月です。そして さらに事件をここまで引っ張ってきたことへの 反省が 政府にも 県にもないことです。

人間には 過ちはあるんだから、それを認めることが一番大事でしょう。
それを不可能にするような、いい加減さというか、被害者層への差別と傲慢さがやっぱり一番許せないことです。

「もう二度と水俣病を繰り返すな!」と言いますが、骨身に染みた教訓になっているでしょうかねえ。
せめてその疑問を抱き続けたいと思いますね。

                    現代書館『記録映画作家・土本典昭との対話
                          ドキュメンタリーの海へ』より




映画の ラインアップと タイムテーブル詳細は ポレポレ東中野HPでhttp://www.mmjp.or.jp/pole2/

石坂健治氏による 2年間にわたる
土本監督インタビューの記録。
インタビューは 同時に藤原敏史監督によって
『映画は生きものの記録である 土本典昭の仕事』
という映画にもなっている。

この時代が 目をつぶってきたものを 突きつけられる。 





| おばんのゴリ押し 映画 | 11:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
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