<< 窓辺に・・・・・ 行ってきます! | main | あれから・・・・ >>

宮城県美術館 わが愛憎の画家たち 針生一郎と戦後美術 展

東京も格別のことはなかった。
他の土地へ行ってみたら どうだろう。


                             『藤野先生』魯迅

と 魯迅は 仙台に行った。 そして 医薬専門学校で藤野先生と出会った。

杜の都 仙台は、私の祖父母が住んでいた町で 小さい時から毎年通っていたので 
東京生まれの私にとって、故郷のような 町だ。
大好きな 魯迅が 一時でも住んでいたと思うと さらに愛着がわく。

蛇行した広瀬川と 八木山 向山 青葉山 小さい山々に囲まれて、
大通りの並木がきれいな 緑多い 小さな町。

その青葉山のふもと 広瀬川のそば 去年どくんごがテントを張った 西公園の上
宮城県美術館で 戦後美術の 展覧会が 1月末から 始まっている。




全国の美術館から 集められた 戦後美術の作品 96人の作家 290点。

 赤瀬川源平 麻生三郎 阿部合成 粟津潔 荒川修作 池田龍雄 井上長三郎 今井俊満 岡本太郎 
 小山田二郎 小山田チカエ 片岡珠子 河原温 菊畑茂久馬 香月泰男 斉藤義重 高松次郎 瀧口修造 鶴岡政男 
 中村正義 難波田龍起 浜田知明 福沢一郎 福田恒太 松沢宥 丸木位里 丸木俊  三木富雄 山口勝弘 山下菊二  

全部書けないが これだけの作品を いっぺんに見られる機会は なかなかないのでは ないだろうか。

仙台出身の 美術評論家 針生一郎の 批評の文章とともに 戦後美術史を 再読する構成。
時代の空気や熱に圧倒される。 3時間あっても 見切れない。 
展示そのものが 作品だ! 全国巡回しないのが もったいない、なぜ、東京でやらないのか との声も。
若い人たちに ぜひ 見てもらいたい。

針生一郎が2010年に亡くなる前からの 企画。
長い期間 企画を温めて 準備された 三上満良学芸員 加野恵子学芸員他 
宮城県美術館のみなさんの熱意に 頭が下がる。

個人的には 東北大文学部時代の 卒論ノートや 歌稿など 見たことない レアな資料もあり
三上さん あの本と書類の どこから 見つけたんだろう・・・と 面白かった。

新日本文学会や AA作家会議など いつも 文学と美術を 二股かけて 背負っていたように見えたが
どうしても 美術の側からの 読み直しの方が多くて 文学の方が 抜け落ちていくから。 

「1946年秋に 野間宏の小説『暗い絵』を読んでから、
政治や思想よりも幅広く人間の全体をとらえることができるのは文学だという思いをつよくしていた針生だが、
上京後、敗戦の解放感と虚脱感、加害意識と被害意識とか交錯した痛みを描きだした同時代の
戦争絵画に出会い、美術が持つ表現力を再認識させられていく。」 (図録 戦後絵画との出会い より)

なるほどなぁ。 思想的出逢いと必然の 軌跡が辿れる。

                                              



図録も すごい!
展示されてない 針生一郎の再録文章も満載で 貴重な資料だ。
針生一郎は これまであまり 読んだことなかったが
若い時の文章は なかなか いい。(笑)
ミュージアムショップで 買えます。(2400円)
            


3月は 毎日曜 13時半より15時 美術館ホール(佐藤忠良別館地下)で 
  豪華メンバーによる 戦後美術や 美術批評についての
  美術講座が開かれる。(詳細はHPで。要予約)
  3/1 池田龍雄 3/8 光田由里 3/15 椹木野衣 3/22 沢山遼  
   http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/exhibition-20150131-s01-01.html

(3月1日 NHK日曜美術館アートシーンで 紹介される予定です。)


1階の 常設展示には 洲之内徹コレクション 松本竣介や 長谷川りん二郎の 『猫』
馬場彬の 特別展示も あります。
『大きなかぶ』の絵本で よく知られる 佐藤忠良の 彫刻 別館もあり。
カフェモーツアルトの ランチや ケーキも美味しい!
宮城県美術館 ぜいたくな空間で 1日ゆっくり 楽しめます。

宮城県美術館   http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/
    



開幕式前日は まさかの大雪。 (な、なぜ ・・・)
上の写真は ねもパ ゆうこりんのパパが 仙台で よく通ったという 東北大 片平 広瀬川沿いの
カフェ・モーツアルト・アトリエ (美術館に入ってるカフェの 本店) ケーキと コーヒーが美味しい!! 
雪の 広瀬川が 見下ろせる・・ このすぐ近くに 魯迅が 下宿していた 古い木造アパート佐藤屋があるというのに
雪で 探すどころじゃなかったな〜。

翌日は 晴れて よかった〜!

  
    
 開会式では 仙台在住の長男氏が 針生一族と 針生味噌醤油店の歴史を語ってくれて 好評だった。
 (立ち姿と 話長いのが 似てる〜との ウワサあり 笑)
  粟津潔デザインの 針生醤油店 味噌屋のラベルデザインも 初公開されているので、
  針生味噌 限定復刻版を 望む声も出た。



寒い時期ですが・・・・ 仙台に行ってみたら どうだろう。
  青葉城 牛タン せり鍋 ニッカ宮城工場 温泉 などとセットで(笑)
大人の休日倶楽部10周年パスは 2月26日〜3月10日まで 乗り放題 15000円(ミドルは17000円)





  

 
| おばんのごり押し アート | 22:00 | comments(3) | trackbacks(0) |
Comment
魯迅の下宿はカフェモーツアルトアトリエのすぐ隣あたりですよ。
きょう針生一郎展行ってきました。見応え十分でした。
2015/02/21 6:04 PM, from わこ
わこさま、灯台もと暗し、ほんとにカフェモーツァルトのすぐそばだったのですね!急な大雪で、見落とししてしまいました。広瀬川の雪景色きれいでした〜。
2015/02/22 8:39 PM, from かんからかん
はじめまして、通りすがりです。

失礼します。

図録ですけどね;

売り切れちゃったんですよ。

残念。

2015/03/16 8:02 PM, from いか@









Trackback
url: http://kankarakan.jugem.jp/trackback/1357

10
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--
Profile
New entries
Archives
Categories
Recent comment
Recent trackback
2007年3月からのアクセス
無料WEBツール広告
長崎 幻の響写真館 井手傳次郎と八人兄妹物語
古谷田奈月 『リリース』
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4334911285/ref=as_li_tl?ie=UTF8&tag=kankarakan073-22&camp=247&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=4334911285&linkId=2098c47a9d1072b98a8256c8979ceadb
古谷田奈月 『ジュンのための6つの小曲』

鈴木道子
Sweet & Bitter
Mobile
qrcode
Links
Others
無料ブログ作成サービス JUGEM