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後藤竜二『キャプテンはつらいぜ』 津波のはなし 陸前高田

小学校で 朝 本を読むボランティア 今年は 1年間 6年生を 担当しました。
 
親として 小学校を卒業してから もう10年以上たつし、
一時は8人くらいいた ねもとパ-ティメンバーも 今は6年生の まーくん1人なので
つい 知ってる子がいる 学年を 希望してしまいます。

これまで 6年生には 『長靴下のピッピ』 『ふたりのイーダ』 を  読んできましたが
今年は 初めて 後藤竜二『キャプテンはつらいぜ』を読んでみました。

 


リーグで 毎年ビリの おんぼろ少年野球チーム ブラックキャット のお話。
やる気ない6年生が 塾やらリトルリーグやらで ごっそりやめてしまい 解散の危機にあったのを 
キャプテンにさせられた  5年生 長谷川勇と 小5小4の 頼りないメンバーたちで すったもんだ ふんばる。

でも野球の話って いうよりは 高学年に あるある!の 男子の心理 女子の言葉の攻撃
会話のやりとりが リアルで痛快。  6年生たちも ニヤニヤ笑いながら 聞いてたね。

勇の幼なじみの 秀治は 中学生のケンと万引きしてから ちょっとグレちゃう。
幼なじみの ハー子は いつも勇に きびしい。
下町どらねこ横町で 中華料理屋タコ松をやってる 勇の お父さんお母さん。  

なにより 落ちこぼればかりの オンボロ麦塾の先生 ゴロさんがいい。
その子その子に合った勉強法をアドバイスしてくれる。
いつもカップラーメンばかりすすってる ビンボー先生だけどね。 私的に 理想な 大人だ。
(そういえば 小学生の話なのに 学校の先生がまったく出て来ない!)
   
 野球好きじゃなくても(もちろん野球好きならなおさら)  絶対おすすめ!
我が家の子どもたちも 大好きだった お話です。

6年生は 隔週で 3クラスを順番に廻るので 1学期に2回 まわるかまわらないか。
前回読んでもらった内容を 覚えているかも怪しいけど
この学年はとても 落ち着いていて どのクラスも 食い入るように 聞いてくれるので 通うのが 楽しみでした。

文庫本200ページの話を飛ばしながら 読んだので 
春休みに ぜひちゃんと 読んでくださいね!(キャプテンがんばる など シリーズがあるよ) 

さて新木小学校の 朝の本読み どんぐりどんぐらでは
(読み聞かせって言い方 高圧的でキライなんです)  
1年に1度 学年ごとにスペシャルの時間を設けて 特別企画をやっています。

今回は 6年生に息子さんがいる お母さんが 
ご自身のふるさと 岩手県陸前高田の津波の話を 地図や画像を交えて 話してくれました。
 
  
岩手県は 日本の47都道府県の中で 一番大きい県。
まず 陸前高田の 被害状況。 もともと人口が少ないのですが、
人口の9パーセント 10人に1人が亡くなり 5000人減ってしまったそうです。

130221_0855~010001.jpg

これを 我孫子市で考えてみると 布佐から新木 湖北全域の広さは 津波で流されちゃう。
(地図の赤い部分が 津波で流された 範囲。)

津波の高さ18メートルだったら 新木小の屋上じゃなきゃ助からない。

このへんは 新木小くらいしか 高い建物ないけど
マルヤやD2みたいな建物は おもちゃ箱みたいに流された。

新木小学校の生徒は全学年で634人。
それぞれ4人家族だとして 全校でファミリーが 2500人だとして 小学校5つ分くらいの家族が 亡くなっちゃう。
 

身近なものとの 具体的な比較に みんな 声をあげて 驚いていました。



それから 2011年3月11日の2週間後にやっと 車が通れるようになって 
陸前高田入りした時の写真を 見せてくれました。 

あまりに何もない景色 流された車(ご実家の車だそうです)
テレビで見たことはあっても 身近なユータの母ちゃんの話は 子どもたちに 迫ったと思います。

避難所や 数日前に高校の卒業式だった 甥っ子たちに聞いた話もしてくれました。 
津波警報が解除になる前に 自宅が心配で戻った人は助からず、
立ち話をしてて 家に戻らなかった人は 助かった。

だから みんな お母さんたちの 立ち話を バカにしちゃダメだよ〜!
(みんな笑ってましたね。) 

最後に 3月に改正される 津波情報について説明。
津波って 大きな波が 来るんじゃないんだよ。
海が そのまま 3メートルや10メートル 盛り上がって 押し寄せてくるんだよ。
絶対に 高台に逃げてね!  という言葉が印象的でした。

私は ちょうど母の退院と 準備の日が重なり お手伝いにも行けなかったので(ごめんなさい!)
この日初めて 子どもたちと一緒に お話を聞きました。 

小学校の先生を目指されてただけあって 具体的で わかりやすく 
お母さんと義理の妹さんを 亡くされているのに 感情的にならずに 明るくハキハキした話ぶりで
胸に 迫りました。 
機会があったら 他の学年でも 聞いてほしいです。  貴重なお話 ありがとうございました。

最後に 1年間 本を読んでもらったお礼にと もうすぐ卒業式の 6年生全員で
「最後のチャイム」を 合唱してくれました。

へえ 知らない歌だけど なんて いい歌だ・・・・うるうる(涙)
ほんとに 子どもたちの合唱ほど からだに沁みるものは ありません。

4月からは 中学生♪ 新しい世界でも たくさんの人や 本に 出逢ってください!


附記 
 
陸前高田の話に触発されて 帰ってすぐに陸前高田の 小中学校高校8校に電話をかけました。
ものがたり文化の会で 細々させていただいている  被災地の学校図書室や図書館に 
宮沢賢治童話全集を贈る 支援活動です。 
ユータの母ちゃんの母校高田高校他4校に 本を送らせていただきます。


これまでに読んだ本(小学校で読んだ絵本も 右側カテゴリィ おばんのゴリ押し本に入っています)
 
ふたりのイーダ       http://kankarakan.jugem.jp/?day=20110310

(なんと2011年3月10日の朝読んで その日のうちにアップしてる!次の日ならムリだった)

ふたりのイーダ 長靴下のピッピ他
             http://kankarakan.jugem.jp/?day=20080318








| おばんのゴリ押し 本 | 21:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
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