棄民の歴史を考えて投票しよう 映画 『日本国憲法』
食道ガンで亡くなったというニュースが テレビで流れた。
胸が詰まった。 58才。
東京電力は病気の原因について、
吉田元所長の事故後の被ばく線量は、およそ70ミリシーベルトであり、
また、被ばくによる食道がんの発症は、最低でも5年程度かかるため、
事故後の放射線被ばくが 食道がんの原因とは考えにくい と 言っていた。
そして 吉田所長の 徹底した現場主義 親分肌の性格や
原発事故当時の 東電本店との緊迫したやりとりが 伝えられた。
そして 猛暑日 熱中症のニュースに 切り替わった。
シーベルトを計っていた 線量計を 温度計に持ち替えて
連日 アスファルトの温度を測っている。
水分を充分にとり エアコンをつけましょうと 連日 字幕まで出しての 大合唱。
まるで 電気を使え 電気を使えと 刷り込まれるようだ。
老人ホームの我が家も 94才のばあちゃんに
毎日「冷房つけなきゃダメだよ」と 声をかけて、
この夏からは もう一人の老人のために 2台のエアコンを 稼働させている。
そして デキレースのように 全国の原発が 次々 再稼働申請。
風化してる 私につけ込んで しどろもどろでも ちゃんと「とりもどす」美しい国。
昨日は 友人のきいちゃんに かんからかんのかあんで つくばでの上映会の宣伝をしてくれないかと 頼まれていた
ジャン・ユンカーマン監督の 映画 『日本国憲法』のDVDを 流していた。
紹介記事は 私の力不足で 時間と精力ばかりかかってしまう割に
何を紹介したいのか 自分でわからなくなっちゃうので(爆) 最近ほとんど出してないが
実家から 持って来てたDVDが家にあったので、書けるかどうか 見てみようと思いたったのだ。
だから よけいに 吉田所長の死亡のニュースが 悲しかった。
棄民 情報操作 何も変わってない・・・・・ この国の歴史に 悔しくて 涙が出た。
◆緊急上映・ユンカーマン監督『日本国憲法』
7月13日 13:30/15:15の2回 つくば市 エポカルつくば(つくば国際会議場:TXつくば駅下車徒歩10分)405号室 500円
映画は 2005年の作品なので 民主党政権 311震災と福島原発事故 自民党の圧勝を経て
事態は さらに悪くなっている。
311以降 ずっと 脱原発で 動いてきた人たちが
参院選を前に 憲法改正の動きに対しても 考える場を 作ってくれている。
昨日送られてきた 丸木美術館ニュースにも 東京での 映画上映会の お知らせが入っていた。
この映画を作った シグロの主催のようだ。(山上さん 勝手に宣伝してすみません)
現場でひどい目に遭ってる人たち 苦しんでいる人たちを いつも棄民してきた この国の歴史。
そして 正しい歴史認識をさせない 情報の 流し方。
その過ちを繰り返さないための 日本国憲法制定では なかったのか。
・・・・・やっぱり 何を紹介したいか わからなくなってきた。
ともかく 暑いけど、投げないで 投票に行きましょう。